Etreintes brisées
スペインの Pedro Almodovar ペドロ・アルモドバル 監督の新作 Los abrazos rotos フランスでのタイトルは Etreintes brisées 「壊れた抱擁」という意味みたいです。
今年のカンヌ映画祭コンペティション部門に出品されていた作品で、実は先週の日曜日(まだカンヌの結果が分かる前)に見てきました。
前作「ボルベール」と同様、ペネロペ・クルスが主演で、彼女の魅力につきる映画でした。彼女自身は映画の3分の2くらいしか出ていなような気がしますが・・・ペネロペの表情とかしぐさから目が離せない。ストーリーはドラマチックだけどよくある話し、というか、もしかしたら・・・純愛もの?そんな感じでした・・・ただ、やっぱり細かい所が私はわからなかったので、ラストとか??な部分もあって、DVDでじっくり見たい。
私はそんなにアルモドバル監督の映画を見ているわけではありませんが、監督の色彩感覚、画面のなかにいろんな色が混じっているのだけどそれがぴったりとおさまっているところとか、ひとつひとつのシーンが絵画を見ているように美しかったり、女性の撮り方がすてきだったり(今回もペネロペ・クルス以外にも主役のマテオにかかわってくる女性も印象的でした)、映画ってストーリーもそうだけど、視覚的なものでもあるんだなあと。
ペネロペ・クルスの役どころとしては、「ボルベール」の時の母親とか、「それでも恋するバルセロナ」のあの印象的な役の方が私は好きですが、今回の映画の中で映画を撮るシーンがあって、そのシーンのペネロペとかがいつもとちょっと違う感じで、そのシーンの写真などを目にする度に、フォトジェニックだな・・・と思います。
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