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2009年9月

Rien de Personnel 

Mini_film5111 今回は

ミュラー社は新製品発表のお披露目のため、大規模な立食パーティーを企画した。華やかに着飾りパーティーを楽しむ社員や関係者たち。彼らはこのパーティーが会社重役たちの人材育成研修だということを知らなかったのだ。社員の間で会社売却の噂が流れ始め、次第にそれぞれが疑心暗鬼になってゆく。現在のポストを死守するために彼らは同僚を陥れるさまざまな作戦に出始めるのだった……。

パーティーの一夜で繰り広げられる心理劇

というあらすじを読んでいったので、わかったようなわからないような・・・

ただ、映画の作り方が変わっていて、同じ場面が3回くりかえされるのだけど、見方が変わったり、見せてない部分もあったり・・・で、だんだん、あれ?とかあーそういうことかとわかっていって、映画もこういう作り方(編集の仕方)あるんだな・・・と。ただ、私がもう少しフランス語がわかって、言っていることとかもう少しわかったりしたら、気づき方も違うのかな・・・などと思ったり

フランス映画のフランス語はやっぱり難し・・・今、「ボルベール」のフランス語バージョン(吹き替え)をテレビでみているのだけど、このフランス語はとてもわかりやすい・・・

Denis Podalydès も出演しています。この人も仕事するな・・・

JULIE ET JULIA

Mini_film5109 実際に会った二つの話をもとに作られた映画で、Julia Child という今でいう料理研究家の女性と彼女の料理本からの料理を365日作り続けて、ブログを毎日更新したJulie の二つのストーリーが交錯します。

Juliaは夫の仕事の都合でパリに行き、そこで何かを始めたい・・・ということから、コルドン・ブルーに入学し(食べることが好きだったので・・・)男性ばかりのプロのクラスに入り、フランス料理を学び、それから料理教室をしたり・・・そして、英語のフランス料理の本を出版したいのだけど、なかなかうまくいかないそんな彼女サイドのストーリー(少し前の時代で主にフランスが舞台)

現在のアメリカ、結婚して、仕事もあるJulieだけど、なにか物足りなさを感じていた彼女は、夫からのアドバイスによりブログをはじめることに・・・のJulieサイドのストーリー

どちらも旦那さんが奥さんをささえていて(喧嘩をしたりもするけど)なんだかよかった。実際にはJulieも本を出版しているのだけど、映画の中ではそういうことはなく、365日作り続けて特になにか劇的に変ることはないけど、Julieの内面的な部分で変わったような(私的には)そういう普通な感じもいい。

Julia役がメルリ・ストリープなのだけど、このキャラがすごくいい!とても魅力的な女性。メルリ・ストリープも仕事するな~と思うのだけど、けっこう違うキャラクターとなっているのがこの女優さんはすごいな・・と今頃思います。

天気がいいから野外で

Dscf2282 今週末はいろいろなところで文化の日的催しものがあったみたい。これからどんどん寒くなっていくから、このいい気候の時に野外でのイベントを・・・というところだろうか?

Dscf2284 仕事帰りにいろいろなところで何かをやっている人たち+それを見る人々・・・みたいなのを見かけました。

なんだろ~と思いつつ、自転車で通り過ぎる私。

近所のセーヌ河沿いでも。Bercyのあたり。去年これをわざわざ見に来たのです。

後ろのビルは、フランス国立図書館です。

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有志の(?)野外劇みたいなのやっている女の子たちがいました。

フランスというか、パリっぽい。

世界選手権

ロードレースの世界選手権がイタリア近くのスイスで行われている・・ということで、ひさしぶりに自転車関係のサイトなどをチェックしています。

今日(日曜日)どこかテレビで放映されていないかな・・・と思っていて、すっかり忘れて夕方テレビを見たら、スポーツ番組で少し取り上げられていました。中継とかもあって、さすが自転車の国。

もちろんフランスなのでフランスチームの話題です。U-23でフランスの選手(バスク出身のロメン・シカール選手)が優勝して、インタビューに出ていたりして。なんだかういういしく、さわやかな感じで好感な選手です。バスクのチームのエウスカルテル(スペインのチーム)に移籍だそうで、インタビューのなかでもスペインのチームだからそのことにすこしつっこまれていました。世界王者が1年間着用を許されるジャージをアルカンシェルというらしいのですが、このジャージはけっこうかっこいい。シカール選手もインタビュー時は着用していました。

今日はエリート男子の部で、日本の新城選手がはじめから逃げて、けっこう長い間トップ集団にいたとか・・・見たかった!

世界選手権なので、女子の部もあったり、国ごとのチームなので自分の国のカラーのジャージ(日本だったら赤白、フランスだったらトリコロールの赤白青)だったり・・・がちょっと変な感じです。

自転車つながりで、この前来た子に日本から持ってきてもらったDVD(Amazonで購入しました)

ロード・トゥ・ルーベ [DVD] パリ-ルーベ自転車レースについてのドキュメント映画

ROAD TO ROUBAIX ロード・トゥ・ルーベ

まだ途中までしか見ていなけど・・・

このパリからベルギーにかけてのクラシックレースを見に行ってみたいな・・・と思う今日この頃です。

36 Vues du Pic Saint Loup

Mini_film5094小さなサーカス団を舞台にイタリア人の旅行者の男とサーカス団の団長がなくなって呼び戻されたその娘(過去に何かあって、サーカス団から離れていた)がメインの話で・・・なんとなく、とらえどころがないというか不思議というか・・・独特の間みたいなのがある映画でした。

この映画の雰囲気はとても好き。

そのサーカス団の娘を演じるのがジェーン・バーキン。あいかわらずオリジナリティーがあって、かっこいい。

ストラスブールに行ってきました

日本から知人がこの秋の連休中にフランスにやってきて、忙しい1週間でした。(最近のパリでは日本人観光客らしき人たちをよく見ます)

ストラスブールの語学学校で知り合った中なので、2年?3年?ぶりにストラスブールへ1泊2日旅行。

ストラスブールは思ったより変わっていなかったのですが

長い間工事していた駅はこの通りに。

Dscf2172 以前はパリーストラス間が4時間だったのに、TGV開通にともない、なんと2時間20分の早さ!

しかも早期にチケットを購入したので片道19ユーロ!安い…

バスクのこともまだ途中ですが、この日々のこと(映画のこととか)とこの1泊旅行のこともアップしていきますね。ごちゃごちゃになりそうですが・・・

気になるニュース

最近、EUの牛乳価格の暴落にともなう抗議活動(何万リットルもの牛乳を路上に撒くといった)の話題を聞きます。牛乳価格が下がって、不利益で酪農の仕事をやめる・・といったりポタージュも。日本よりは乳製品の豊富な土壌であるはずなのに・・・このままで大丈夫だろうか・・・とちょっと心配になります。牛乳・バター・クリームなどにお世話になっている身としては。

日本のバター不足も元をただせば、乳の過剰生産の調節のため、牛を調節したら、今度は足りなくなってしまった…だったな・・・

写真はまったく関係ないバスクのビール。

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The September Issue

Mini_film5113 The September Issue / ファッションが教えてくれたこと

ファッション雑誌ヴォーグの編集長 アナ・ウィンター Anna Wintour(プラダを着た悪魔のモデルといわれている人) とヴォーグ9月号が作られるまでのヴォーグ編集部のドキュメンタリー映画。

華やかなファッションの世界の話というより、1冊の雑誌を作り上げていくクリエイティブな話で、仕事の厳しさなんかもあるのだけど、ここに登場してくる人たちは、自分の仕事が好きで自信とと誇りをもっているというのがとてもいい。私自身はファッションにはあまり興味がない部類なのだけど、そういう仕事に対しての姿勢がとても興味深い映画だった。

アナ・ウィンター自身もきれいな人でびっくり。

しかし、アナよりもクレイス・コディントンGrace Coddington(ファッション・ディレクター)に共感がわきます。

日本でも公開となるので、ぜひとも日本語字幕でまた見たいものです。(今回は字幕の量がけっこう多くて、言っていることとかわかりづらかった・・)

日本語公式HP

英語版のHPの方がかっこいいかな・・・

FISH TANK

Mini_film5084 FISH TANK 今年のカンヌ映画祭 審査員賞 Prix de Jury 受賞作品

15歳の少女ミアは問題児。ある夏の日、母親がコナーという男を家に連れてきたことから、すべてが変わり始める。

受賞作品ということもあって、なんとなく見てみたら、なんだかよかったという作品。ストーリー自体はありがちといえばそうなんだけど・・・はじめは仕事疲れでウトウトしちゃう時もあったのだけど、最後まで飽きることなく見られたというのも私的にはポイント高し。

監督はアンドレア・アーノルドという女性の方だそうです。

Biarritz

6月の旅行の時に、まずスペインに行くのにビアリッツからバスに乗ったり、後半の2日間はビアリッツのユースホステルに泊まっていたり、わりとビアリッツの街にいっていたと思う。ビアリッツのユースはSNCFの駅と空港にはわりと近いのだけど、街までは遠くてバスで行かなくてはならなかったのだけど・・・

高級リゾート地としても有名です。あと、サーフィンも。サーフボードを持っている人とか、お店とかスクールとかちらほらみかけた。

水着は持っていないので、見るだけの海・・・

Dscf1586 もっぱらお店をのぞいたり、カフェしたり・・・とか

地図をもってうろうろしていたら、品のいいマダムが親切に教えてくれたりして、地方は親切でいいな~などと思いました。

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ビアリッツの屋内市場で買った

その名もBiarritzという焼き菓子がおいしかった。

ブリゼの器にりんご、その上にメレンゲとアーモンドの生地をのせて一緒に焼いた、みたいなシンプルなお菓子でした。

空はと海はひたすら青いのです

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Bayonne

バスクのことを書きますね、とか書いておきながら・・忘れないうちに最近みた映画のネタを。

写真はバスクの玄関口(?)Bayonneの街です。

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UN PROPHÈTE

Mini_film5077 UN PROPHÈTE 預言者

監督:ジャック・オーディアール

2009年 カンヌ映画祭グランプリ作品

6年の刑で刑務所に送られた18歳のアラブ青年マリク。何の学問もなく、一見無力な彼だが、すぐに刑務所の生活に順応し、刑務所内を支配するコルシカ・マフィアの信頼を勝ち得ながら、自分なりのネットワークを張り巡らしていく…。

2時間半の大作で、血なまぐさいシーンもあって(12歳以下禁止)、見ていてしんどい作品だったのですが、マリクが出所するまでを淡々と描いて(ドキュメントを見ているみたいにリアリティーがあった)、いつ終わるのかな・・と思いつつ、見逃せない、そんな映画でした。

本当にしんどいシーンもある一方、マリクが見せる素のまだ若い子の表情とかちょっとした表情とかそういうシーンが救いでもあり、悲しい。

それにしても、フランスの刑務所って・・・本当はどうなの??映画の通りだったら怖いところです。

原作というか元なるようなものがあるみたいなのだけど、こういう映画(話し)を作ってしまうオーディアール監督はすごいと思います。私は「真夜中のピアニスト」しか見たことないのですが、この作品は好きな作品のひとつでもあります。

真夜中のピアニスト DTSスペシャル・エディション [DVD]

Non ma fille, tu n'iras pas danser

Mini_film5087 Non ma fille, tu n'iras pas danser

ポスターにひかれて見に行ったのですが、またしても予習もなしに出かけて何がなんだか途中までわからなかった・・・というか、この映画のフランス語が全然聞き取れなかったよ・・・で、本当に??と登場人物の関係などがわからなくて、やっと最後の方にわかった2時間でした。

夫と別れて二人の子供を育てているレナとその家族との関係・・・彼女自身のいろいろな悩み・・・

主演のキアラ・マストラヤンニ CHIARA MASTOROIANNI がとても美しく、こんなきれいなお母さんがいていいのか・・・とそんなことを思いながら見ていました。冬のワンピース姿がかわいい。

途中でブルターニュの昔話みたいなシーンが幻想的。

監督はクリストフ・オノレ CHRISTOPHE HONORE そういえば、私は彼の作品の「Dans Paris」のDVDを年初めに、「Chanson d'amour」(まだ見てない)を最近購入していた・・ということに今頃気づきました。監督で選んだわけではなく、ただ気になったので。「La Belle Personne」も気になる作品です。

ルイ・ガレル君も映画に出てます。見てて知っている役者さんだな~と思ったら彼でした。映画のHPもあるので、気になる方は見てください。

最近の映画は見終わってから、ああ、そうだったのか・・・、もう一度ちゃんみたい・・そんなのばかりです。

Inglourious Basterds

Mini_film5067_2  イングロリアス・バスターズ

バカンス前に見た作品。ブラッド・ピット主演のタランティーノ監督最新作。2009年カンヌ映画祭コンペ部門出品作。

この作品のことを知った時、ブラピ仕事するな~と思った。ぜずっぱりではないので、思ったよりは出番がなかったように感じたのは、他の役者がなかなか好演だったからかも。かなりアクのあるナチスの将校(?)を演じたクリストフ・ヴァルツ。この役で今年のカンヌの主演男優賞をとったというのもわかる気がする。ユダヤ人ショザンナ役にメラニー・ローラン。フランス人の女優さんです。そのちょっと前に見た

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という映画でも主演で出ていたのですが(この映画はいうなれば、ボーイミーツガールの話で、あんまりフランス映画っぽくなかった)、この映画を見ている時に主役の女の子かわいいな~と思っていたので今さらながらメラニー・ローランの名前を覚えて、そのあとに「Paris」に出ていた子だ、とか「イングロリアス・バスターズに出るんだ、とか気づいたのであります。

この映画では、ナチスへの復讐を胸に秘めたクールな感じの役。

タランティーノ映画なので、けっこう血なまぐさいシーンも多いのだけど(こっちでも12歳以下禁止作品)2時間半の長い映画にしては、長さは感じなかったので楽しめる作品だったということなんだろうな・・・

Gare de Lyon近くの

バスクとは関係ないのですが、バカンス前から、銀行の口座をパリに移したり、カードやシェックを申し込んだりと銀行にわりと行っています。

そこの受付のマダムがわりといい人でそれも珍しいな…と思うのですが、今日は銀行員(ちゃんとスーツを着てネクタイをしているのでそれなりのポストの人・・・だと思う)の人で、日本に行ったことがあるという人に会いました。

たぶんBNP Parisbasは日本でもなんか支社というか、会社があるみたいなので、仕事とかで行った人だと思われる。

なんか日本が好きみたいで、なんとなく日本が好きな感じのフランス人の感じがしました。戦艦大和の模型が飾ってあるのとか見せてくれたりしましたし、そんなに流暢ではないけど日本語でいろいろ対応もしてくれました。しかも帰りの時に、扉を開けてお見送りのサービスで、あれは私が日本人だったからでしょうか・・・?きっと日本で学んだサービスなのだろうしら・・でも日本の銀行もそんなことしてくれないよな・・・などと思ったりもしました。

相変わらず、私のカードはまだ来ないし、シェックも間違いがあってまだできていないのですが、その辺りは・・・フランス、すぐにうまくはことが進む方がおかしい、しかも、ちょっと前まではバカンスだった・・・などと私もわかってきているので、まだ余裕があります。それに今日のこととかもあって、嫌な気持ちはなく。ここのBNPの支店はけっこうあたりかも。

Dscf2101 バスク滞在先の近くで飼われていた牛

牛は人が通るとじっーと見ている。

山バスク

さて、この2週間・・私はどこに行っていたかというと、またもやバスク地方です。

しかし、前回は海側の方に行っていたのに対し、今回は山バスクです。

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WWOOF France(1日5時間の仕事(週2日休み)をするかわりに、宿泊と食事をもらえる制度・・・・さらに知りたい人は調べてください)を通して見つけたホスト先がけっこう山の上で民宿(Chambre d'hot)を経営していて、そのお手伝いとかしたり、散歩したり、作りたいものを作ったり、他の町に行ってみたり・・ののんびりの生活をしていました。

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晴れた日はきれいな青空!

そんな日は夜は星がとてもきれいに見えました。それだけでも来た甲斐があったというものです。

町に降りる方とは反対側の方に散歩に行った時に。

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6月の旅行のことも途中までしか書いていないので、ちょこちょことバスクでのことも書いてきたいと思います

しかし、こんな山の上で近くの町に行くまでも徒歩だと1時間くらい、下りも登りもつらい・・・というところ。車で連れて行ってもらえた時もあったのですが、何回かタイミングが合わず、自力で下山・帰宅なことも・・・

そしてテレビもないので、ちょっと世の中のことがあんまりわからず、浦島太郎状態。ネットもできたのですが、なんとそこのパソコンでは日本語が読めませんでした…・

相変わらず、新型インフルエンザは流行っているみたいです。フランスでも。

帰ってきました

お久しぶりです~帰ってきました。

けっこうな田舎生活から都会のパリは人が多すぎますな・・・

とりあえず今晩は、ふらふら~と映画を見てきて、もう寝ます!

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