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2009年10月

THIS IS IT

Mini_film5140 THIS IS IT

今年の夏、ロンドンで開催される予定だったマイケル・ジャクソンのコンサート、THIS IS IT のリハーサルと舞台裏の映像から構成される映画。みなさんはもうご覧になられましたか?といっても10月28日から全世界同時公開なので・・・今日からなのですが。私も実は見たいな、と思っていたのですが、今日見に来るつもりはなかったのだけど、予定していたことが延期になったのと、昨日のテレビのニュースや今日のラジオで何度も耳にしていて、なんだか見たくなってしまったので。

映画は舞台裏・・ダンサーのオーディション風景やコンサートで使われる映像のメイキング、衣装のスタッフとかダンサー・ミュージシャンのインタヴューなども盛り込まれていて、それらとリハーサルの映像とが重なって、マイケルの歌とパフォーマンスが1曲ごと堪能できるのですが、素敵なシーンだと曲ごとに拍手が起こる!映画の終りでおもしろかったら拍手がおこったことはあったのですが、まさか、まるで、生でダンスなどみているかのように普通に拍手するなんて当初はびっくりしたのですが、確かに・・・マイケル含め出演者たちのパフォーマンスが素敵なので拍手しちゃう気持もわかります。初日の夕方の回だったので、マイケルファンも多かったのかもしれませんが、フランス人はけっこうノリがいいのか、歌に合わせて手拍子の人もいたりして。

その、各曲の演出の仕方とかも、かなり感心したのですが「Billie Jean」のマイケル一人のパフォーマンスは本当に素敵!で感動。私はそこまで思い入れはないのですが、それでも本当にすごい人だった(映画の中では彼はキングだ、と言われていたのだけど、まさに)な…と思ったくらい。そして最後の最後は「HEAL THE WORLD」でさらに感動。いい映画(ドキュメンタリー)でした。

2週間限定なので、興味のある方はいそいで劇場へ。ぜひとも大きなスクリーンで!私も時間があればもう一度見たいです。

日本語サイトTHIS IS IT

Mademoiselle Chambon

Mini_film5157 Mademoiselle Chambon

2日続けてフランス映画。平日の昼間だったからか・・・年齢層が高かった。それは、映画のストーリーがこういう話だからか?小学生の息子の担任の先生(Mademoiselle Chambon)を好きになってしまう、不倫な話、と書くとなんだかつまらないのですが、それはステファン・ブリゼ監督によって、品の良い作品となっています。フランスにおいてもこういうパターンもあるのかというくらい、超スローテンポな恋愛映画なのかな・・・あ、原作の小説があるみたいです。

こういう知的な感じのフランス人の女性はいいな、と思います。あんまり出会わないからこういう人には。

そんなに頻繁ではないけど、音楽の使い方が印象的でした。シャンボン先生はヴァイオリンを弾ける、という設定なのですが、どうやらそのヴァイオリンは日本人の方みたい・・・?

さて、予告で見たヒース・レジャーの遺作「Dr.パルナサスの鏡」がおもしろそうでした。他には現在公開中のジャン=ピエール・ジュネ監督の新作や今年のカンヌのグランプリのハケネ監督の作品などみたいのはいろいろあるのですが・・・時間はあるのか私?そして。やはりまずこの作品を。

続きを読む "Mademoiselle Chambon" »

Changement d'horaire

冬時間になりました。1時間余分に寝れるからいいのだけど・・・もう冬かあ・・・と思うとなんだか悲しい。(季節的には冬の方が好きなのだけど、すぐ暗くなるから・・・)こういう、時間が変わる時はいつも、もしかして今日(今晩)?と心配になって人に聞いたりするのですが、だいたいラジオのニュースを聞いていてもその話題のことを言っているし、昨日はたまたま電話している人の話し声が聞こえてきたら、その時間が変わるから注意して!というようなことを話していたし・・・なんだかんだと耳に入ってくるものです。

ここのところ、以前より寒さは和らいだような気がするのですが、雨が降ったりしてぱっとしない天気です。

Dscf2443_2 まあ、冬といってもこの時期からのものもあるので!Mont d'Or(モン・ドール・・・期間限定のチーズです)なぜか先週行われた職場のフェットで登場したのが、このモン・ドールを溶かして、じゃがいもとソーセージにかけたもの・・・おいしいけど、私的にはモン・ドールはそのまま食べたいです。

個人的な趣味の分野では・・・来年のツール・ド・フランスのコースがっちょっと前に発表されて、前半の石畳のコースが楽しみ。日本では、今週末(というか今日)はジャパンカップ(ロードレースの)!

Mères et filles

Mini_film5147 Mères et filles

監督 : Julie Lopes-Curval
出演 : Catherine Deneuve, Marina Hands, Marie-Josée Croze

自立したシングル・ウーマンとして生きるカナダ在住のオードリー。バカンスを利用し、彼女は両親の暮らす故郷、フランスにある海辺の小さな町を訪れる。そこで偶然にも、実家に残された祖母の日記を見つけてしまう。1950年代、まだ幼かった子供たちを捨て、家を去った祖母。日記をきっかけに、彼女自身の人生に関わる家族の秘密をオードリーは追い求め……。(フランス・ニュースダイジェストより)

カトリーヌ・ドヌーヴが出るので、見たいな・・と思っていたのだけど、忙しくで映画館に行く暇ががなかったら(2週間くらい)、上映館が少なくなってしまい、仕事帰りにOdeonの映画館で見た。小さいところだったので、お客さんいっぱいで、けっこう年配の方多し…

けっこうおもしろかったし、セリフもけっこうわかりやすいのも良し。タイトルの「Mères et filles 母と娘」が複数形なんだけど、ああ確かに・・という内容。50年代のファッションとか家具とかいいなあ・・・。ドヌーヴって気がつけば、けっこう映画に出ているのですが、仕事するなあ・・・この方、とそのたびに感心します。

ひさしぶりに映画

最近映画を見に行っていなかったのですが、せっかくのカードがもったいないのと・・今週で終わりそうな予感の映画がありそう・・・で、予定していたことがなくなり時間もあいたので見に行ったのが

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ニューヨークの芸術高校(音楽・踊り・演劇の)を舞台の、以前作られた同タイトルの映画のリメイク。ミュージカルとはいかないけど、途中途中に歌やダンスのシーンが入ってきて楽しい。話は入学のためのオーディションから始まり、卒業するまでのいろんな生徒の様々なエピソード。いろいろ挫折なんかもあるのですが、高校に在籍している最中から、いろいろ挑戦している、そのモチベーションの高さはすごいなあ・・・と思います。私も見習いたい!ニューヨークだから、いろんな人種の生徒もいるし、クラシックな感じともちょっと違うかな?あたりまえだけど、映画の出演者の歌や踊りが上手で、若いのに・・・とそんなことにも感心します。なので、こういう映画が好きな人は楽しい映画だと思う。もちろん大きなスクリーンで見ることをお勧めします。

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この入れ替えがはげしいフランスの映画館の中で、まだ上演が続いているので、当初はそんなに興味がなかったのだけど、気になって、ちょっと調べてみたらおもしろそうなので見に行ってみた。「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンプロデュースの南アフリカ出身のニール・ブロムカンプ監督のSF作品。

話の内容は・・・他の人のブログとかで見てください。(ちなみに私がアメリカ映画の内容とかでけっこう参考にする岡本太陽氏のブログではこの映画は85点でした)良く言われているのが、低予算な割にはすごくよくできた作品だ、ということ。ドキュメンタリータッチで作られているので、けっこうリアリティがあって、ある意味怖かったです…それに後半はけっこう、戦闘シーンが多くて、見ていて私にはこういう映画は向かないな、と思った。でも、見終わって確かに良くできているっていうか、そういう発想がすごいな、と思いました。それに、主役の人の演技!彼の演技が私にかなりのリアリティを与えたといっても過言ではないような・・・今まで演技をしたことがない、というようなことをとあるブログで目にしたことがあるのですが・・・本当でしょうか?

Le Trophée Eric Bompard

Dscf2381 フィギュアスケート・グランプリシリーズ、フランス大会

去年この大会のショートプログラムを見に行って(ショートプログラムは自由席で約12ユーロとお得な値段で見れるので)、やっぱりショートプログラムを見に行ったら、フリーもみたいなあ・・・と感じたので、今年はがんばって、フリーとガラ(エキスビジョン)のチケットもとってみた。・・といっても、一番安い席でかなり後ろ。

毎年開催時期が変わるのか・・・今年は10月16日~18日。場所は、Bercy ベルシーの体育館、かなり近所。ただ、3日間とも仕事後で、かなり疲れた3日間。

実はけっこう、フィギュアスケート好きなのですが、日本では注目度の高さで個人の演技はテレビでみることはあったけど、あんまりペアとかアイスダンスを見る機会があんまりなくて、良くは知らないのだけど、今回見ることができて、ペアやアイスダンスもおもしろいな・・・と思いました。アイスダンスもけっこう大技が入ったり、ペアってアクロバティックなイメージがあったな・・と思ったら、もっとアーティスティックだったり!

Dscf2387 ロシアのペア。ドイツのペアの演技も素敵だった。

それに生で見ていると、スケートの滑りの滑らかさやスピード感、エッジの音、なんかもテレビじゃわからない。下位と上位の選手ではプログラムも技の多さもスケートのスピード感も全然違うので、やっぱり上の選手ほど見ていておもしろい。

今回は日本人の選手もたくさん出場していてよかったです~ガン克服・氷上のプロポーズのCMでおなじみのペアの井上怜奈さんとかもアメリカの選手として出場していたり。まあ、それでもやっぱり目的は真央ちゃん&キムヨナちゃん。

直前の5分間の練習で、ジャンプを何回も練習していた真央ちゃん。日本の応援もたくさん来ていたけど、それくらいもしくはそれ以上に韓国の(というよりキムヨナちゃんの)応援もたくさん来ていた。

Dscf2406 去年も思ったのだけど、真央ちゃんはテレビで見るよりスラリとしていたし、なめらかな滑りでやっぱり違う!キムヨナちゃんはかわいい!顔小さい!私はやっぱり日本人なので真央ちゃんびいきですが、SPのキムヨナちゃんのプログラム・演技はとても良かった。反対に、私的にはフリーは真央ちゃんの方が良かったかな・・・プログラムが重い、というのもあるけど、見ていて迫力がビシビシ感じました。ただ、真央ちゃんはやっぱりいろいろ大変なんだろうな・・・(プレッシャーとか報道とかスケート連盟のいろいろなこととか)ということDscf2407が感じられ、以前の伸び伸びとした演技を知っているだけに、なんだかちょっと辛いです。オリンピックがあるので、期待も高まりますが、コクミンの皆様、もうちょっと暖かく見守ってください。こうやって、観客がいるところで見ていると、けっしてうまくはないのだけど、そして、ジャンプで転んだりしても、その選手の中で最高の演技ができるとそれが観客にも伝わり、拍手・声援の度合いが全然違うのですよね…反対に、失敗したりしちゃって、もう全然やる気のない演技になっちゃうとみている方もそれがわかってしまうし・・・だから、なんかの記事にも書いてあったけど、スケートをすることが好きな、もっと試合を楽しむくらいの気持ちで出場できたらいいのかな・・・真央ちゃん。・・・とかいいつつ、これからもっと練習して、今期のプログラムをもっと自分のものにした演技もみたいな~となどと期待もあります。でもそれは順位がどうのとかではなくて、ただ単に素敵な演技を見たい!という気持ちで。

それにしても、フィギュアスケート・フランス・・・といえば、私の中では今でも、フィリップ・キャンデロロ(わかる人だけわかってください)なのですが、フランスのスケートのテレビ中継を見ると彼がよく出ています。意外と高い声でびっくりです。

Marche des Pays de l'Aveyron

最近コメントいただいてます。ありがとうございます。ココログユーザーですが、なぜか全ココログに書き込みができません・・・OSかプロバイダーの問題か?

今日は昼まで寝ていました。よく寝た。そして、明日はすこしは暖かいらしいが・・・それでもこの寒さではまずい!と思って、急遽ドライアーを買いに行きました。

Dscf2310 少し前に近所でl’Aveyron地方のマルシェが行われていて、その時に買ったビールがさっぱりしていておいしかった!パセリとかが入った、餃子の中身みたいなのを多めの油で焼いたもの(たぶんこの地方の名物)もおいしかったです。

この時に気がついたのだけど、近所にはMaison de L'AVEYRON やら、Aveyron地方のレストランなどがあって、l’Aveyron・・・って聞いたことないからどこだろう・・・と思って、辞書をひいてみたら、アヴェロン川(Garonne川の支流)とあったので、ボルドーの方からフランス内部に行ったあたりなのだろうか・・・そういえば、アリゴとかブルーチーズとか売っているのを見たな…

SALON DU CHOCOLAT PROFESSIONNEL

今週はSalon du Chocolatがパリで行われているのですが、今年はプロ向けのSalon du Chocolatも開かれていて、ネットで登録すれば入場できるみたいなので、今年はこちらに行ってみた。(サロン・ド・ショコラ自体に入るのにお金がかかるし、わりと毎年似た感じ・・・というのもあって)

中はそんなに広くなくて、プロ向けのブースがあって、展示会・・・という趣き。

ただ奥で、ショコラの世界大会 World Chocolate Masters が行われていました。各国の代表者がショコラでピエスを時間内に作成していたみたいです。仕事が終わってから行ったので、到着した16時半ころにはほとんどピエスができあがっていました。

日本の選手の方の作品。テーマはオートクチュール。これ全部ショコラでできているんですね。

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この大会では2日間で、ピエスの他、アントルメ・デセール・ボンボンショコラも制作しないといけないとか(詳しくはわかりません)日本の代表は平井 茂雄氏(グランドハイアット東京)

結果が知りたいのですが・・・どこかにアップされていないかな

睡眠時間ください

今週から一気に寒いパリです。10月とは思えない。寒さのあまり、マフラー・手袋・コートが装備され、暖房も。そしてやはり風邪気味・・・

そして、今週は怒涛の忙しさ…週6の仕事(秋になって、売れるようになってきたので忙しい)の仕事に加え、友人・知人がパリに来ているので会ったり、さらにサロン・ド・ショコラ、フィギュアスケート・パリ大会(まおちゃんとキム・ヨナちゃんが出ているグランプリシリーズのです)などなど・・・なんで暇なときは暇なのに、重なる時は重なるのでしょうね。

さて写真は友人とラデュレで朝食!といいつつ、注文したのは(職場でも作りだしたので)気になるタルト・タタン

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タタンは温めて出してくれます。

ついてきたクリームは酸味のあるクリーム・エペスのようなクリームでした。

Dscf2319 パン・ペルデュ(フレンチ・トースト)は文句なしのおいしさ。

Kehlにて

ストラスブール小旅行の際に、やはり行ってきましたお隣のドイツの町・Kehlケール。ドイツはフランスより物価が安いので(というかフランスが高いのだと思う)、フランス人(に限らないけど)が買い物に来るということで有名。ドイツのドッラグストアチェーンDmに行ってみたら、聞こえるのはフランス語ばかり・・・

以前はサントルからバスで行けたのですが、トラムが延長されてからは、トラムで行って、バスに乗り換えるという行き方に変更。

ケールですることっていえば、買い物(おもに日用品)なので、私たちは奥の方にある、パンとお菓子が売っていて、奥が広スペースになっていて食事やお茶ができるお店で、まったりお茶など。

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フランスとは違ったドイツのお菓子やパン。クエッチのタルトがおしかった!

500 jours ensemble

やはり週1の休みだと忙しい。しなくてはいけないこと、したいことがいろいろあり、しかも仕事で疲れているので休みたい・・・最近そんな感ジで、空いている時間に映画を見に行ったりしているのだけど、やっぱり見ている最中に眠くなってしまう日々。

Mini_film5142_2(500) Days of Summer 邦題:(500)日のサマー

監督:Marc Webb

本作の主人公はジョセフ・ゴードン=レヴィット Joseph Gordon-Levitt 扮するコピーライターとしてメッセージカード会社に務める 20代の男子トム・ハンソン。ある日、彼のボスが新しいアシスタントを紹介する。ズーイー・デシャネルZooey Deschanel 扮する彼女の名はサマー・フィン。一目で恋に落ちるトム。それから彼のサマーとの500日が始まる。

ロサンゼルス舞台のボーイ・ミーツ・ガールの主人公トムの成長物語で男性目線で恋愛が語られているのがよかった。(映画の中でも言われているのですが、恋愛映画ではないのです)

サマー役のズーイの可愛さ・素敵さはいろいろ語られているところだけど、私はジョセフ・ゴードン=レヴィットがよかったです。(映画「G.Iジョー」で、マッドサイエンティストのコブラ・マスターを演じていたというのを後から知ってびっくりです)なんというか、かっこいい、というよりはいい人的なキャラだな・・と思っていたら、終りの方のスーツ姿はかっこよかった。キャストも魅力的ながら、ファッション、音楽(選曲)も私のツボだし、映像というか映画の作り方も斬新。

ただ・・・途中で意識が遠のいたり、フランス語的に(今回は字幕)理解できていない所があって、途中で?な時や最後の落ち・・・みたいなのがわからなかったのが残念。日本でも公開されるので、日本語字幕を期待しましょう。

日本のHPでは、トムのことを草食系男子、と書かれていて、ちょっと笑。確かにあっているのだけど。

フランスのHPではフランス語吹き替えヴァージョンの予告が見られます。

音楽がよかったのでサウンドトラックが欲しいのです。

(500) Days of Summer

LA DANSE ,LE BALLET DE L'OPERA DE PARIS

Mini_film5149 以前ブログで少しふれた、ワイズマン監督のパリ・オペラ座バレエ団のドキュメンタリー映画。とても気になっていたので、さっそく見に行ってきた。

2時間40分のとても長い作品なので、寝ちゃうかも?と思ったらそうでもなかった(長いな~とは感じたけど)。お客さんのなかでは、途中で席を立つ人もいたのだけど。説明もナレーションもいっさいなく、しかも、踊りの練習シーンかと思えば、バレエ団のスタッフ(衣装や道具、事務、食堂の様子やオペラ座の蜂蜜まで!)の様子などが映し出されたり、舞台のシーンでも一つの演目ではなく、いくつかの演目が混ざって映しだされ、あんまりバレエのことを知らない人では違う作品とは思わないかも(クラシックとモダンの違いくらいはわかると思うのだけど)

そんな作品だったけど、とても興味深い映画でした。できれば、もう一度見に行きたいけど、上映館が割と少ない(日本でも公開される作品だというのに)、最近忙しくて2時間40分はきついな・・・

映画を見ていて、モダン作品もいいな・・・と思った私は、帰りがけにオペラ・バスティーユのチケット売り場によって、モダン作品のチケット(12ユーロ)を購入したのであります。この作品は映画にも出てくる作品なので。

Au Voleur

Mini_film5126 去年亡くなった ギヨーム・ドパルデュー Guillaume Depardieu 主演映画。

私は彼については、そんなに詳しくはないのですが、それでもやはり、肺炎がもとで37歳の若さで、突然死んでしまったニュースにはとてもびっくりしたものです。

たまたまこの映画の出演者を見ていたら、彼が主演でびっくりしたので見に行ってみた作品です。・・・ただ時間がなくて、仕事後(その日は週末で朝5時から~)に見たもので、途中途中で意識が・・・それでも、好きな雰囲気の映画だな~と。

それに。ギヨーム・ドパルデューが(私は彼についてはそんなに知らないのですが)、写真とかで見たことある彼よりシャープでカッコ良く、存在感もあり、いい役者さんだな・・・と思いました。彼の半生は知っている人は知っていると思うのですが(ジェラール・ドパルデューの息子で若いころはいろいろあり、バイク事故で入院、そこで黄色ブドウ球菌の院内感染が原因で右足の切断、それでも精力的に役者として活躍していた…など)、いろいろなことを乗り越えて、役者としても磨きがかかってきたころなのに残念です。

そしてたぶん、この映画はアルザスで撮影されたような気がします。車のナンバーに「67」やストラスのトラムが最後のシーンにちょっと映っていたり。監督のSarah Leonor がアルザス出身らしいのですが・・・・

Mary et Max

Mini_film5127 Mary and Max アダム・エリオット監督

メルボルン郊外に住む8歳の孤独な少女メアリーと、ニューヨークに住む44歳のユダヤ人男性マックスとの20年におよぶ文通を描いた、大人のためのクレイ・アニメ。今年のアヌシーの映画祭で賞をもらった作品だそうです。

なんでも実際の話をもとにしているとか・・・メール全盛の時代ですが、やっぱり手紙ですね。

クレイ・アニメといっても内容は大人向けの、とても心温まる感動作です。こういう作品が普通に大手の映画館で上映されるというのが、この国のいいところだ。

ストラスブールで食べたもの

日本は台風みたいですが・・・こちらもここ数日雨模様。今晩は雷のけっこう激しい雨が降っています。もう10月ですが9月のストラスブール小旅行のことなど、前回に引き続き・・・

おじいちゃんのところのパン

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Au pain de mon grand-père

58, Rue de la Krutenau , 67000 Strasbourg

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シュークルート と じゃがいものガレット(サラダつき)

ここのシュークルートは絶品

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このレストランはいつも混んでいるので要予約です

クエッチのタルトがおいしそうだったのに、デセールまでたどりつけなかった・・・

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Restaurant Au Pont du Corbeau
21, Quai St Nicolas
67000 Strasbourg, France

03 88 35 60 68

次の日のお昼にはタルトフランベも・・・

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Dscf2254 プチット・フランスにある、このツーリスティックのレストランにて

こういうところに入るのはな・・・と思う派なのですが、でも一度は入ってみたいレストランだったので、たまたま入ることになったので、それも良かったかと。

今年の冬のマルシェ・ド・ノエルに行って、またいろいろ食べたいな・・・

秋~l'Automne

気がつけば10月・・・早いものです。最近、趣味のブログと化しているこのブログ・・・もうちょっとお菓子の話題も載せたいな・・・ということで

秋のお菓子といえばモンブラン。写真は先日、ストラスブールに行った時に、リボビレの村に連れて行ってもらい、そこで入ったサロン・ド・テでいただいたものです。生クリーム・メレンゲ・栗のクリームとシンプルな構成だけど、素直においしかった・・・生クリームがたっぷりだったのだけど、思いのほかにおいしくてびっくり。アルザスではTorche aux marrons と呼ばれていて、秋から冬の限定のお菓子。上のメレンゲの飾りはアルザスで見かけるシゴーニュ(コウノトリ)をかたどったものではないか?と思われます。

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さて、こちらはバスクに行った時に、滞在先では栗がもうすでに落ちていて、たくさん拾ってきたのだけど「こんなに拾ってどうするの~」と言われてしまったので、渋皮煮をたくさん作って冷蔵庫にストックしてきました。渋皮煮作りにも飽きてしまったのでマロンクリーム(みたいなのを)を作ったら、マロンクリームと卵、バターで作るちょっとしたお菓子を教えてもらって(しかしルセットはもう忘れた)、写真はその発展形、小さい型で一口サイズです。味はスイートポテトみたいで、たしかに材料的に似ているかも。

大量の栗と格闘していて思ったのですが、フランスの栗はまわりの皮の部分がやわらかいような・・・ちなみに、いまだにMarronとChataigneの違いがよくわかりません(以前はMarronは食べれなくてChataigneが食べれる方・・と説明を聞いたことがあったような気がするのですが、どうなのでしょうか?)

OPERA NATIONAL DE PARIS

せっかくパリにいるのだから、オペラ座でバレエ(バレエ限定・・・バレエが好きだから)を見よう!と今回のシーズンのカタログなどを早々ともらいに行き、安いチケット(10ユーロ前後、でもかなり見づらい)で、気になる舞台をできるだけ見ようとしていますが・・さて、どうなることか?

今シーズン初のバレエは古典作品の「GISELLE」

ジゼル役のISABELLE CIARAVOLA が素晴らしかった。重さを感じない踊りに、まさに精霊の役。

Dscf2299 パ・ドゥ・ドゥやソロの踊りだけではなく、群舞でもよかったらちゃんと拍手してたりして、良かったな~

カーテンコールでバシバシフラッシュがたかれるので、私も便乗して。

Dscf2300 なかなか拍手がなりやまなかったので、最後には主役の2人が。

ジゼルの踊りはソロのとか、たとえば、ガラのとかコンクール(日本でもおなじみローザンヌのとか)のテレビ中継などでよく見たことがあるのですが、通しでじっくり見たのは初めてかも…ちゃんと踊りとストーリーがあっていて、なんてうまくできたバレエだな・・・と感心しました。

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今回はオペラ・ガルニエ(オペラ座はバスティーユに新しい劇場もあるのです)で

オペラ・ガルニエといえば

シャガールの天井画!

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オペラ座のバレエ団といえば、ワイズマン監督のドキュメンタリー

LA DANSE LE BALLET DE L'OPERA DE PARIS

という作品が10月7日公開で楽しみ

日本でも パリ・オペラ座のすべて というタイトルで10月10日公開みたいです

LE PETIT NICOLAS

Mini_film5130 フランスの児童書「プチ・ニコラ」の映画化。このプチ・ニコラは50年代末から愛読されてきたシリーズもので何回も再販、今現在も本屋で見かける本じゃないかな・・と思う。児童書なので、フランス語を勉強している外国人にも読みやすく、そういう私も1冊持っています(といってもパラパラとちょっと読んだきりでちゃんとはよんでいないが・・・)予告で、子供たちがかわいい~のとニコラのママ役にヴァレリー・ルメルシエ、パパ役にカッド・メラで、けっこう楽しみにしていて、さっそく見に行ってきた。

平日の夕方だったからか、けっこう年配の方が・・・たぶん、かつて愛読していたのかな?子どもから~大人まで知っている作品だからけっこうこの映画を見に来る年齢層は広いのかも。

普通におもしろかったのだけど、期待していたほどではいというのが正直なところ。(ちなみにOvniではちょっと辛口批評)フランス語の問題か・・・?でも笑えるところはけっこう笑えるし、ニコラの家族のほのぼのぶりとか、この当時のファッションとかは大好き!(まだみんながパリっとした服装だった時代)子供たちの制服とか・・・も、私のつぼに入っています。私は原作に思い入れはないけど、キャスト的にはどうだったのだろう…というのがちょっと気になるところです。

と、なんだかんだと言って、DVDが出て、少しお買い得になれば買っちゃうし、暇だったらもう1回くらい見に行っちゃうかも。日本で公開される可能性も高そう。

Hôtel Woodstock

わりと最近は時間があるからではなく、時間をなんとか作って映画を見に行っているのかもしれなく・・・なんだかんだといろいろしたいことがある私は暇がないです。(でも部屋で仕事の後はまったりしたい派)

・・・などと書きつつ、パリは映画館がごろごろあり、近所にも大きい所があるので見に行っちゃいます。やっぱり大きい画面で見たいし、客層なんかもわかるのでそれも興味深いです。ちなみに今回の映画は一人で見に来ている人がいつもより多かったような・・・

Mini_film5121 Hôtel Woodstock (Taking Woodstock) アン・リー監督の今年のカンヌ映画祭コンペティション部門出品作。

私はよくは知らない、ウッドストックの野外ライヴの話。でも、そのライヴ自体は映画に登場することなく、ライヴ主催者側と、とあるひとつの家族の話です。主人公は両親の経営するホテルを立て直すために戻ってきた青年で、ウッドストックライブ自体のことではなく「そのライブに関わったとある家族の話」という描きかたがされていると思います。

そんなに昔じゃないけど、自分が生まれる前の時代の話なので、私にとってはヒッピーとか、こういうファッションとか文化の時代もあったんだな・・・と思いながら映画を見ていたのだけど、自分より前の世代の人にとっては懐かしいのかもしれない。主人公の髪形が・・・とか思っても、これがこの当時の流行だったのかもしれないなあ。当時のことはテレビの映像で見たことがあるくらいで実際には知らないけど、この映画は私にとってはけっこうリアリティがありました。

この映画も時間があれば、ちゃんと見たいなあ・・・という作品です。

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