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Coco Chanel & Igor Stravinsky

Mini_film5301 Coco Chanel & Igor Stravinsky シャネル&ストラヴィンスキー

監督: ヤン・クーネンJan Kounen シャネル役に アナ・ムグラリスAnna Mouglalis, ストラヴィンスキー役にマッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen

2009年カンヌ国際映画祭クロージング作品。オドレイ・トゥトゥ主演の「Avant~」のシャネルの映画はシャネルが成功する前を描いたものに対し、この映画は成功した後のシャネルとストラヴィンスキーの秘められた恋(普通に考えるとちょっとえ?と思うような関係だけど、だから映画になりうるのかも)とその恋によって香水「No.5」と「春の祭典」(この作品は映画の冒頭で、シャネルとストラヴィンスキーが出会う7年前の1913年に初演のシーンがあるのですが、かなり斬新で革新的な作品でひどい失敗に終わっている)が作られる・・・というようなストーリー。

「Avant~」とやっぱり比べてしまうのですが、「シャネル&ストラヴィンスキー」の方がドラマ色は少なくて、なんかもっとアーティスティックな感じがしたな・・・アナ・ムグラリスの冷たい感じがシャネルぽくてよかったのと、その当時の衣装とかカール・ラガーフェルドとシャネルのメゾンからの協力を得ているだけあって、シャネルが着る様々な衣装の素敵なこと!食事のシーンで見たグラスとか素敵だな・・と思っていたらルネ・ラリックの製品もふんだんい使われているのですね。

あと、最近私の中で注目の「バレエ・リュス」が映画の中で出てきて、なんというかタイムリー。ストラヴィンスキーが「バレエ・リュス」という団体に所属していて・・・というか、参加していろいろ作品を作っていて、シャネルもスポンサーとしてかかわっていたという史実があるから、そして考えようによってはこの「バレエ・リュス」がなければシャネルとストラヴィンスキー。映画の中ではセルゲイ・ディアギレフとかニジンスキーも出てきたり。

フランスではピアフの映画のヒット以来、最近伝記映画が作られている!みたいな記事を読んだのですが、そういわれると、サガン、シャネル、そして次はゲンズブール!の映画が明日から公開です。

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