Gainsbourg vie heroique
Gainsbourg vie heroique
見ました!ゲンズブール(Serge Gainsbourg)の自伝映画。ジェーン・バーキン役のルーシー・ゴードンが撮影直後に自殺したなど、公開前から話題の映画で、楽しみにしていたのですが、2時間以上の映画なのでどうかな・・・(先週はけっこうつかれていたので)と思っていたけど、大丈夫でした。エディット・ピアフの映画みたいにドラマチックな映画というよりは、ゲンズブールの生涯の大本は沿っているけど、細部は監督Joann Sfar(ジョアン・スファール BDの作家だそうです)の創造の世界・・・という感じで(un conte de Joann Sfar ジョアン・スファールの話 と表記されています)ひとつの映画作品として楽しめました。ただ・・・本当にゲンズブールが好きな人は自分のイメージするゲンズブールと違う・・・と感じるかもしれません。私みたいに名前と彼の歌(ラジオとかでかかっているのでけっこう知っている)を知っているぐらいの人間にはこういうすごい人がいたんだ・・・と再発見でおもしろい映画かも?
個人的には前半部分(ジェーン・バーキンが出てくる前くらいまで)がおもしろかったかな。子供時代のエピソードとか。
あたりまえだけど、ゲンズブールの曲がたくさん登場してうれしい。LA JAVANAISE ラ・ジャバネーズ、LE POINCONNEUR DES LILAS リラの門の切符売りCOMIC STRIP コミック・ストリップ、JE T'AIME... MOI NON PLUS ジュテーム・モワ・ノン・プリュ、BABY POP ベビー・ポップ (フランス・ギャルが頭の悪そうな女の子として登場していて・・・本人みたらおこるんじゃないだろうか・・・)レティシア・カスタ演ずるブリジット・バルドーがけっこいい・・・みたいなことをテレビの番組で見ていたのですが、確かに「コミック・ストリップ」(時々聞くけどすごい曲)を演ずるシーンとかよかったです。映画で登場する曲は全部出演者たちが歌っている模様。久しぶりにゲンズブールの曲をちゃんと聞きたくなりました。
主役のエリック・エスモニノのゲンズブールのなりきりぶりもすごかったと思う。特に手の動きとかタバコの吸い方とか印象的。目も似ていて・・これはメイクなおかげかしら?
ユニバーサルピクチャーズ制作のフランス語映画というのもちょっとびっくりでした。
この予告を見て想像していた映画はちょっと違う感じでした。
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