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2010年1月

Gainsbourg vie heroique

Mini_film5326 Gainsbourg vie heroique

見ました!ゲンズブール(Serge Gainsbourg)の自伝映画。ジェーン・バーキン役のルーシー・ゴードンが撮影直後に自殺したなど、公開前から話題の映画で、楽しみにしていたのですが、2時間以上の映画なのでどうかな・・・(先週はけっこうつかれていたので)と思っていたけど、大丈夫でした。エディット・ピアフの映画みたいにドラマチックな映画というよりは、ゲンズブールの生涯の大本は沿っているけど、細部は監督Joann Sfar(ジョアン・スファール BDの作家だそうです)の創造の世界・・・という感じで(un conte de Joann Sfar ジョアン・スファールの話 と表記されています)ひとつの映画作品として楽しめました。ただ・・・本当にゲンズブールが好きな人は自分のイメージするゲンズブールと違う・・・と感じるかもしれません。私みたいに名前と彼の歌(ラジオとかでかかっているのでけっこう知っている)を知っているぐらいの人間にはこういうすごい人がいたんだ・・・と再発見でおもしろい映画かも?

個人的には前半部分(ジェーン・バーキンが出てくる前くらいまで)がおもしろかったかな。子供時代のエピソードとか。

あたりまえだけど、ゲンズブールの曲がたくさん登場してうれしい。LA JAVANAISE ラ・ジャバネーズ、LE POINCONNEUR DES LILAS リラの門の切符売りCOMIC STRIP コミック・ストリップ、JE T'AIME... MOI NON PLUS ジュテーム・モワ・ノン・プリュ、BABY POP ベビー・ポップ (フランス・ギャルが頭の悪そうな女の子として登場していて・・・本人みたらおこるんじゃないだろうか・・・)レティシア・カスタ演ずるブリジット・バルドーがけっこいい・・・みたいなことをテレビの番組で見ていたのですが、確かに「コミック・ストリップ」(時々聞くけどすごい曲)を演ずるシーンとかよかったです。映画で登場する曲は全部出演者たちが歌っている模様。久しぶりにゲンズブールの曲をちゃんと聞きたくなりました。

主役のエリック・エスモニノのゲンズブールのなりきりぶりもすごかったと思う。特に手の動きとかタバコの吸い方とか印象的。目も似ていて・・これはメイクなおかげかしら?

ユニバーサルピクチャーズ制作のフランス語映画というのもちょっとびっくりでした。

この予告を見て想像していた映画はちょっと違う感じでした。

マルシェ・ド・ノエルの食べ物

ずいぶん前のことのようですが・・・先月のアルザス旅行の写真。

ストラスブール・ブログリー広場のところのマルシェ

寒くておなかも減り、何か買って食べようと!バケット・フランベのブレッツェルバージョンみたいなのを発見し、テンションはあがりました。・・・しかしブレッツェル自体がしょっぱいのでこれはかなりしょっぱかった・・・他のマンステールとかのったバケット・フランベがおいしかったな・・・

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おそろいのトレーナーがかわいい。ストラスのマルシェは商業的~と地元の人には悪評らしいのですが・・・そういわれると、コルマールとかミュールーズの方が食べ物とか良かったかな?下の写真はコルマールのマルシェです。

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Le père de mes enfants

最近疲れていて映画が見に行けてません・・・見たいのがたくさんあるのに(見放題のカードなどでそれも可能なのに・・・)それでも十分見ているのですが…

Mini_film5279 Le père de mes enfants 監督:MIA HANSEN-LOVE ミア・ハンセン=ラブ

ちょっと前もそんな感じでこの映画を見逃してしまったのですが、Ovniの記事を読んでいたのでどうしても見たいな~と思って、わざわざソルボンヌの方の映画館まで見に行って来たのです、ちょっと前に。

映画プロデューサーのグレゴリーは精力的に仕事をしているけど、実は会社は火の車。そんな中で彼はついに自殺をしてしまう・・・というような内容を知っていて見に行ったのですが、映画は彼が死んでしまってからの残された家族の様子に続き・・・その残された家族(奥さんは残された映画の完成に奔走し、長女は知らない父親の過去を知ろうとする・・・)の様子が印象的でした。3人の子供たちのちびっこ2人の演技が印象的だったな・・・父親が死んでしまって悲しみに涙するシーンとか演技とは思えない。

フランス語的にはちょっとわからないところもあった映画だったのですが、いい映画でした。去年のカンヌで賞をとっただけある。

夏のパリの風景もとても素晴らしく撮られていて、冬の寒い時期に見たからか、早くこの時期にならないかな・・・としみじみ思った。

A l'origine

Mini_film5206A l'origine 監督:Xavier Giannoli

2009年カンヌ国際映画祭コンペティション出品作品

見ようと思っていたら、地味に終わってしまい、見逃していたのですが、このまえのUGCのイベント(「ベンジャミン~」と同じ)でやっていたので見ました。

詐欺師が失業にあえぐ人々に持ち上げられて、建設途中で止まってしまった高速道路建設してしまうという話で、地元の人を雇って本当に道路を作り始めてしまう。北フランスの地方を舞台で、地方のそういう失業問題とかなんかリアル。本当にあった話だそうだけど・・・映画自体は地味というかなんというか(悪い意味ではありません)でも、ある意味フランスの現実みたいな映画だし。最後に、たぶん「実際の話で、この後こうなって・・」みたいなことが書かれてあったのだけど、読む前に消えてしまったのでどうなったんだろう・・・とそこが知りたい。

主役のFrançois Cluzet フランソワ・クリュゼも地味な感じなのだけど、でも抑えた繊細な演技がよかったかな・・・道路を作ることになるにも当初はなり行き、そのあとは使命感というか生きがいみたいな主人公の感じが。ヒロイン(なのかな?)にEmmanuelle Devosエマニュエル・ドゥボスが出ていて、彼女は今年(というか去年か)一 番見た女優さんかも。

地元の若夫婦みたいなカップルが出てくるのだけど、その二人が個人的にはよかったです。

Les Chats persans

Mini_film5293_2 Les Chats persans No One Knows About Persian Cats/ペルシャ猫を誰も知らない

監督:バフマン・ゴバディ  2009年、第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で特別賞受賞

日本では第10回東京フィルメックスで上映

西洋的な文化が激しく規制されているからか・・・詳しいことはよくわからなかったのですが、ロックなどの音楽の演奏が禁止されているイランで音楽活動をしようとしている二人の若者・ネガルととアシュカンがヨーロッパでのライヴ演奏を目指し、ヴィザやパスポートの取得、メンバー探しに奔走する姿を描いたもので、その中でいろいろなミュージシャンが登場するのでテヘランのアンダーグラウンド・ミュージックのビデオクリップ的な一面も。民族音楽ぽい感じのミュージシャンもいれば、ロック・ポップ・フォークにヘビメタ・ラップなど音楽も様々・・・そういった西洋的音楽を演奏するにはやっぱりばれないようにしないといけないので、地下のスタジオとか農場で牛に囲まれてとかそういう環境で、練習とかしないといけない・・というのが、大変というか、それでも好きなこととか文化抑制に対する反発かそういう情熱はすごい。(ただ、やはり生活に少しは余裕がないとこういう活動はできないのでは・・・?やっぱりある程度お金がないとだめなのかな?)

(見たあとにちょっと調べてみたら)17日間にわたる無許可ゲリラ撮影を敢行して撮りあげたらしいのですが・・・確かにそんな手持ちカメラ的映像とか、ミュージシャンも直接は出れないから顔は映していないとか・・そんな映画みたいなのですが、監督とか出演者とかはその後大丈夫なんでしょうか?

Bright Star

Mini_film5309_3 Bright Star

2009年カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品

監督:ジェーン・カンピオンで、19世紀イギリスロマン派詩人ジョン・キーツとその恋人ファニー・ブロンのストーリーというのを知っていて、コンペティション部門参加作品の中でも、(19世紀というかこのあたりの時代の)イギリスものが好きな私には、かなり楽しみな作品でした。

映画のストーリーは激しい展開はなくて、、恋愛ものだからドラマチックなのをそうぞうするのだけどわりとあっさりというか、キーツがお金がないから結婚できないとか結核になっちゃって離れ離れ…みたいな展開はあるのだけど、それでも淡々と話が進められていて、よくある話と言えばそうなんだけど、映像がとても美しくてため息もの、カンピオン監督さすがというか。衣装とかもきれいだったな・・・

キーツ役の人がなんか今の若者っぽいな~とか思ってみていて、彼の演じるキーツがなんか良かったのもあって後で調べてみたら、「パフューム ある人殺しの物語」の主人公を演じた人だそうで(ベン・ウィショー)イメージが全然違う!ファニー役のアビー・コニッシュも好演。

個人的にはファニーの弟と妹がいいです。妹の服のかわいらしさとか、かなりつぼにはまります。

キーツの詩を朗読するシーンがけっこうあって、英語がわかるか、キーツの詩を知っているかだったともっと映画に浸れたかな・・と思います。「Bright Star」はキーツがファニーに宛てて書いた詩の題名でもあるのですね。

やっと見た

Mini_film5276 話題のAvatar アバター

あんまり興味はなかったのだけど、やっぱり映画館で見ておいた方がいいかな・・・などとおもったので(でも3Dでは見なかった…)さすがの映像の世界なので、わかりやすいといえばわかりやすい映画ですが、やっぱり字幕がわかるといいかな・・・見ていて、ジブリ映画・・・?と何度も思いました。しかし2時間41分は長かった…

長いといえば、2009年に上映された映画いくつかを、安い値段で見られるのをUGC系列で行っていて、そこで見たL'étrange histoire de benjamin button ベンジャミン・バトン 数奇な人生 は良かった! 見たかったのだけど、機会を逃していて、今回ぜひとも、と見に行ったのです。

わりと字幕も理解しやすかったし、飽きずに最後まで見れた。なんといっても最近3枚目・・・な感じのブラッド・ピットの素敵さでしょうか?この人はやっぱりかっこいいな・・・と思いました。さずがブラピ様です。ケイト・ブランシェットもよかった。(実は苦手な女優さんでしたが)

監督はデビット・フィンチャーなんですね(今更・・・)。原作がフィッツジェラルドの短編小説というのは知っていたけど。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD] DVD980円なのか・・・ちょっと欲しいかも。日本語字幕でまた見たいです。

Permis de conduire

アドバイスに基づき、日本の運転免許証をフランスのに変更しました。

最初の1年以内にしか変更できないそうなので、秋ぐらいから運転免許証の翻訳をしてもらったりしていたのですが・・・やっと・・・行ったPrefecture de Police(警察)。休みの日に早起きができなかったとか、以前はCiteのところにあったPrefecture de Policeの運転免許証を扱う部署が1月に引っ越しをするとか(実は予約を取りに行かないといけないとか聞いていたのでまず予約を取りに行ったら、別に必要はないからこの書類を持ってきて、1月から引っ越すから次はここの住所に来てね・・・みたいな)で、なかなか行けず。

午前中に来た方がいいと言われていたので、10時ころに行ってみたらそこまでは混んでなく、受付のマダムもフランスとは思えない手際の良さで来る人来る人をさばき、呼ばれて行った担当の人もフランスの公務員にありがちな感じの悪さというか威圧的・・・だったけど、それでもサクサクと仕事を進め、ちょっと待ったりはしたけど、思わぬ即日発行となりました。

ということで、私の手元にはあのフランスのピンクのペラペラの紙の運転免許証があります。日本の運転免許証は戻ってくる…と聞いていたのでどうなるか聞いてみたら、日本の大使館に送り返されるらしいです。自分で大使館に連絡してみろ、だそうです。

ところで運転免許証を変更してみたものの、ほとんどマニュアル車のフランスで車に乗ることがはたしてあるのだろうか?一応、日本でマニュアルで免許をとったけど、マニュアル車の運転なんて忘れているというのが現実です。

Coco Chanel & Igor Stravinsky

Mini_film5301 Coco Chanel & Igor Stravinsky シャネル&ストラヴィンスキー

監督: ヤン・クーネンJan Kounen シャネル役に アナ・ムグラリスAnna Mouglalis, ストラヴィンスキー役にマッツ・ミケルセン Mads Mikkelsen

2009年カンヌ国際映画祭クロージング作品。オドレイ・トゥトゥ主演の「Avant~」のシャネルの映画はシャネルが成功する前を描いたものに対し、この映画は成功した後のシャネルとストラヴィンスキーの秘められた恋(普通に考えるとちょっとえ?と思うような関係だけど、だから映画になりうるのかも)とその恋によって香水「No.5」と「春の祭典」(この作品は映画の冒頭で、シャネルとストラヴィンスキーが出会う7年前の1913年に初演のシーンがあるのですが、かなり斬新で革新的な作品でひどい失敗に終わっている)が作られる・・・というようなストーリー。

「Avant~」とやっぱり比べてしまうのですが、「シャネル&ストラヴィンスキー」の方がドラマ色は少なくて、なんかもっとアーティスティックな感じがしたな・・・アナ・ムグラリスの冷たい感じがシャネルぽくてよかったのと、その当時の衣装とかカール・ラガーフェルドとシャネルのメゾンからの協力を得ているだけあって、シャネルが着る様々な衣装の素敵なこと!食事のシーンで見たグラスとか素敵だな・・と思っていたらルネ・ラリックの製品もふんだんい使われているのですね。

あと、最近私の中で注目の「バレエ・リュス」が映画の中で出てきて、なんというかタイムリー。ストラヴィンスキーが「バレエ・リュス」という団体に所属していて・・・というか、参加していろいろ作品を作っていて、シャネルもスポンサーとしてかかわっていたという史実があるから、そして考えようによってはこの「バレエ・リュス」がなければシャネルとストラヴィンスキー。映画の中ではセルゲイ・ディアギレフとかニジンスキーも出てきたり。

フランスではピアフの映画のヒット以来、最近伝記映画が作られている!みたいな記事を読んだのですが、そういわれると、サガン、シャネル、そして次はゲンズブール!の映画が明日から公開です。

Galette

とても大きなサイズのガレット登場。これは何人分だろ~?

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ガレットの焼き上がりにはツヤツヤにするために、シロップを塗るのですが・・・こういう大きな刷毛で塗っていたのが印象的です

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このガレットが登場した時は盛り上がりました。カットもこんな感じに・・・

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焼き立てに近いので、フィユタージュはハラハラ・サクサク、中のダマンドはしっとり(やっぱりこんな大きなサイズで焼くので火あたりがやわらかいのでしょうか?)

おいしかった!!

Maurice Béjart Ballet

ベジャールバレエ団のことを書いているときに、そういえば去年ベジャールの代表作「ボレロ」を見たな・・・ということを思い出し(これは「ボレロ」を見に行きたい~と言った人がいたのでじゃあ、とチケットを買いに行き・・・とても見ずらい席だった。そして、2008年の12月に昔の同僚が1人旅行でパリに来ていて、じゃあバレエでも見ようよオペラ座で、ということになり、本当はせっかく旅行で来ているのでガルニエの方がよかったのですが、すでに席はなく、バスティーユのベジャールのプログラムを見たのでした。それがこちら

 
Soirée-hommage à Maurice Béjart 
・『これは死か』
Serait-ce la mort?,
・『火の鳥』
L'Oiseau de Feu,
・『春の祭典』
le Sacre du Printemps

ちなみにボレロの時は
Soirée Lifar/Petit/Béjart:
・『白の組曲』 
Suite en Blanc
・『アルルの女』 
L'Arlésienne
・『ボレロ』 
Boléro

このときにけっこう良かったので、今シーズンはプログラム表などを手に入れてチェックして見に行き始めたんだよな・・・

私が見た時は、女性のダンサーで、その時は本当に見ずらかったのですが、それでもすごい!とちょっと興奮し、終わったときの観客の熱気とか喝采とか印象深かったのを覚えています。また見たい作品です。

モーリス・ベジャール・バレエ団の新時代の幕開けに迫る感動のドキュメンタリー映画『ベジャール、そしてバレエはつづく』が日本では公開中とのこと。

 ベジャール、バレエ、リュミエール ベジャール・バレエ・ローザンヌ 80分間 世界一周 [DVD] 

Béjart Ballet Lausanne

1月6日に、パリ・オペラ座(ガルニエ)でBéjart Ballet Lausanne ベジャール・バレエ・ローザンヌの招待公演を見ました。Béjart Ballet Lausanne は2007年に死去した振付家モーリス・ベジャールがスイス・ローザンヌに創設したバレエ団です。

ベジャールは日本ともけっこう関わりがあったので名前を聞いたことがある人もいるのでは・・・?

もうあんまり記憶にないのですが、確か2008年12月~2009年1月にかけて、ベジャール作品をオペラ座バレエ団でも公演していたと思うのですが・・・それとはちがって、ベジャールのバレエ団の公演となります。

演目は

第1幕 SONATE À TROIS 

第2幕 WEBERN OPUS V 

第3幕 DIALOGUE DE L'OMBRE DOUBLE

第4幕 LE MARTEAU SANS MAÎTRE

コンテンポラリーの作品だったので、難しいといえば難しい作品だったのですが、ダンサーの踊りや演出などおもしろい作品といえば作品でした。・・・ただ、やはり仕事の後に見に行ったからか?途中で睡魔がやってきてある意味大変。公演自体が少なく、休みの日に見に行くという選択がなかったので仕方がありません。

印象に残っているといえば、バレエのクラッシックの作品などでは、音楽もオーケストラの演奏になるのですが、今回の作品は生演奏だけど、ピアノ2台とパーカッションとか第2幕は弦楽器だけとか(しかもこの弦楽器だけの編成は2人のダンサーと同じ舞台上で演奏)、第3幕は2人のダンサーとクラリネットの演奏だけで、クラリネット奏者が舞台上を、ダンサーの間などを動き回ったりしておもしろい演出でした。

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さて、写真は第4幕の作品のカーテンコール。この作品はほかの作品より時間も長く、ダンサーも多い作品でした。日本人の団員KEISUKE NASUNO那須野圭右さんも出演していました。今回もいつもの通り10ユーロの安い席なのでかなり舞台は遠いのですが、見ていて思ったよりも男性ダンサーも細身で、そんなことにびっくりしました。

Galette Infiniment Praline

けっこう、頻繁にガレットを食べるのですがけっこう飽きないな~とそんなことに感心しています。いや、しかし高カロリーおそろしい。フランスは日本と違って乾燥しているからか、ガレットもちょっと前のでもしんなりすることもそんなにないような・・・でわりとおいしい。フィユテと中のダマンドがいい感じで一体化していて、それもおいいしいのかな~なんて思う今日このごろです。

さて、今年初、他店のガレット買ってみました。

エルメです。これは1人用の小さいもので、6.10€也。さすがエルメ様。

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気になっていたプラリネ味。

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中にはプラリネ(プラリネフィユテなのかな?)とキャラメリゼされたノワゼット。2000feuille ドゥミルフィユ ともしかして似たような構成?

Dscf2821 rue cambon のマカロンとショコラのお店で買ったので、ついでにマカロンも1個だけ買ってみました。

ゴマと抹茶の組み合わせで、抹茶の味もしっかりして、白ゴマもいい感じにアクセント。おいしい

エルメのマカロンは中のクリームが多くて好き・・・だけどやはり・・・そんなに頻繁には買えない。

CASEE-NOISETTE

ちょっと前になってしまいましたが、パリオペラ座バレエ団公演の「くるみ割り人形」

チャイコフスキーの音楽もそうだけど、演目としてはかなりメジャーなのではないでしょうか?クリスマスのときのお話なのでこの時期に上演されることが多いような気がしますが、パリオペラ座でも12月~1月にかけて上演されていました。

だいたいバレエはガルニエのオペラ座(PALAIS GARNIER)で上演されることが多いのですが今回はバスティーユの新しいほうの劇場(OPERA BASTILLE オペラはこっちが主)で上演。なんだか忙しい12月25日に見てきました。ノエルの日に「くるみ割り人形」なんて!とちょっとウキウキでしたが、単に時間的に見れそうな日がここしかなかった・・・というのもあります。(その日はしかも急遽休みになった)

詳しいことはよくわかりませんが、今回のCASEE-NOISETTEくるみ割り人形はヌレエフ版。クララにDorothée Gilbert ドロテ・ジルベール、ドッセルマイヤーと王子(ヌレエフ版は同じダンサーによって演じられるそうです)にMathieu Ganioマチュー・ガニオという私でも知っている二人。

以前は「くるみ~」のコールド・バレエの雪のシーンの踊りや花のワルツ、各国の踊りとかがいいな~とか思っていたのですが、いわゆる金平糖の精の踊り(ヌレエフ版では登場しないのでクララと王子の踊り)がよかったです。ちょっとゆったりした音楽にあわせてのパ・ドゥ・ドゥだからか以前はちょっとつまらないな・・と思ったけど、やはりパリオペラ座のエトワール!の優雅な踊りには遠目ながらもうっとりしました。マチュー・ガニオの王子様姿(白タイツ)もとても似合っていたな・・・

パンフレットには、日本人の団員の藤井美帆さんやミテキ・クドーさんの名前もありましたよ。

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家族のお話

今週は寒いです! 昨日の続き…

Mini_film5258 La Famille wolberg

2009年カンヌ国際映画祭 監督週間Quinzaine des réalisateurs 出品作品

(たぶん)ユダヤ系の家族のお話。幸せな家族のお話だな・・・という印象(といっても、実際にはいろいろあるのだけど)。こういう映画があってもいいかな、きらいではないです。

Mini_film5280 Gamines

母と3姉妹のお話。母親はイタリア人・父親はフランス人で二人は別れていて、父親の不在といことがこの姉妹の中でひとつの深刻な問題、そのフランス人父似の次女目線で映画は語られています。

ちょっと前の時代の服装とかセットとかいいな。そしてこの母親役の人がきれい!

日本でも公開

新年のあいさつなど遅れております。すみません。

12月に見た映画たち。時間をやりくりして見に行っていたのですが、やはり・・睡眠不足で見ている間に見事ウトウトしてしまったものも・・・

時間もなく放置されていたので、ちょっとずつまとめてあげておきます。

19203050_jpgr_160_214b_1_cfd7e1f__2 Hors du temps

ベストセラー小説原作のSFもの・・といっても、CGとかそんなに多用していない感じで、SF恋愛ものかな?「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスが私的にはかわいいな~という映画でした。きみがぼくを見つけた日というタイトルで日本でも公開されているそうです。

レイチェル・マクアダムスといえば、ガイ・リッチ監督の「シャーロック・ホームズ」にも出演するそうで、予告を見てみたらテレビシリーズのホームズみたいにちょっとおどろしい感じじゃなくて、おじさんたち活躍のアクションもの!みたいなかんじでした。

ちょっと話がずれた・・・

Mini_film5257 THE LIMITS OF CONTROL

この映画自体もよくわからなかったのだけど、私も見ている間中かなりウトウトしてしまいましたので・・・日本でDVDでもう一度みたいです・・・

Mini_film5261_2 yuki&nina

2009年カンヌ国際映画祭 監督週間出品作品

諏訪敦彦監督ととフランスの名優イポリット・ジラルドとの共同監督作品。

ユキはフランス人の父と日本人の母とパリで暮らす9歳の女の子。
ある日、母が父と別れてユキと日本で暮らしたいと考えていることを知り
親友のニナと一緒に、両親を仲直りさせるために奔走する。

主演のユキちゃん役のノエちゃんがよかった。初めての演技とは思えない。映画の雰囲気というかトーンというか・・が好きな感じです。

日本では1月下旬から公開予定だそうです。ユキとニナ

予告はこっちのほうが余計な説明がなくていい

続きはまた明日

Kubler

12月のアルザス旅行のこと、ちょっとずつ出していきます。

ストラスでいろいろ懐かしいところに行ったりしたのですが、懐かしさでいったらここが一番。

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ワーホリ時代に8ヶ月間働いたKublerキュブレー!!

ラボにもちょっとだけ入ったのですが、中はあまり変わっていなかった。スタッフもあまり変わっておらず、アプランティの若い子たちが全く違うので、そこに時を感じます。トリノオリンピックのときだったので、4年前か・・・当時一緒に仕事をしていた人とちょっと話したりして、彼のいい人ぶりは相変わらず。懐かしさのあまりちょっと切なく・感傷的になりました。

Dscf2636 浅見さんの新作というケーキとか

季節もののTorche aux Marrons(モンブラン)

定番のTarte Rhubarbe Meringue ルバーブのタルト

などをいただきました。おいしかった~

BALLETS RUSSES

12月20日という忙しい中、見に行ったバレエ(日曜日の夜で次の日の月曜日は休みだから大丈夫かな?と思った)でも、チケットを買う時けっこう並んだり、聞いたことある作品なのにどんなのかは見たことがなかったり・・・楽しみにしていた公演でした。

演目は

LE SPECTALE DE LA ROSE Mikhaïl FOKINE

L'APRÈS-MIDI D'UN FAUNE  Vaslav  NIJINSKI ドビュッシーの音楽「牧神の午後」

LE TRICORNE  振付:Léonide MASSINE

PETROUCHKA  Mikhaïl FOKINE ストラヴィンスキーの音楽「ペトローシュカ」

の4作品で、10~20分の作品。

ロシアのバレエだと思っていたら、実は「バレエ・リュス」というバレエ団体100周年を記念してのもので・・

Les Ballets Russes de Diaghilev ont cent ans et demeurent une des aventures les plus audacieuses du xxe siècle. Quatre oeuvres essentielles, réunissant l’élite artistique de leur temps – chorégraphes, peintres et musiciens –, sont présentées dans leur insurpassable chorégraphie d’origine.

オペラ座のHPにもこのように書いてあってのですが、まったく知らずに見てからちょっと調べてみたらわかったことですが

Wikipediaからの引用によると

バレエ・リュスBallets Russes)は、ロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフ(1872年 - 1929年)が主宰したバレエ団である。

ロシア・バレエ団」とも呼ばれ、1909年にパリのシャトレ座で旗揚げしてから、ディアギレフ死去後の1929年に解散するまでの間、パリを中心として活動し、今日のモダンバレエの基礎を築いた。集まった芸術家たちの気持ちは、ディアギレフを含め、必ずしも一枚岩でなかったとしても、バレエ・リュスは多くの芸術を遺した。20世紀前半の舞踊・音楽・美術が、バレエ・リュスにみのった、と言うこともできよう。

このバレエ・リュスで活躍した舞踊家・振付家・音楽家・画家・装飾家の名前を見ていくと、20席前半の有名な芸術家ばかりです。今回の公演のLE TRICORNEの装飾もピカソの元にしたとか・・・

LE SPECTALE DE LA ROSELE TRICORNE  はバレエという感じもしましたが、ストーリー性のあるものだったし、PETROUCHKA はダンスの部分もあるけど、全体としてはお芝居を見ている感じ、そして初演当時物議をかもしたというL'APRÈS-MIDI D'UN FAUNE  は素敵だったけど、不思議な踊りというかなんというか・・・・

今回この作品を見て、けっこう衝撃を受け、100年前のパリではこういうバレエ団がいて、多くのアーティストたちが参加し、いろいろな作品が作られていった・・・という史実を知り、今更ながらパリって芸術の街でもあるのだな・・・と思ったりもしました。

実はこのチケットを窓口で買う時に結構大変で、人気があるんだな・・・と思っていたけど、こういう史実を知っているからなんでしょうね。私は見れなかったけどFrance3でテレビ放送もあったし、DVDも発売されるとか。欲しいぞDVD.

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写真はペトルーシュカ。衣装とかかわいい。踊れる部分(セットがないところ)の面積に対して、出演者たちが多くて、なんだかぎゅうぎゅうな感じがしましたが、人であふれかえっているといったこれは演出なのかな・・・

バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び [DVD]

Galette des Rois

31日は思いがけず売れたらしく、そして1日もなんだかんだとお客さんがやってきて出るかしら?とちょっと心配したお菓子もけっこう売れたりして、まあまあ忙しい日々。

しかし、年末という感じもなく、いつの間にか年を越してしまいました。友達の家で気がついたら年が越えていて、それから帰りのメトロは浮かれる若者でうんざりしました。

そして2日からもうガレットですよ。今年は3日がEpiphanie エピファニー(第一日曜日)なので。ガシガシ焼いてドンドン売れていっています。(私は仕込みはしていないのだけど、作るほうは恐ろしいほど大変だろうと想像できます)そして、すでにけっこう食べていて仕事場でも、大家さんにももらったり。おいしいのだけど、パイとこのクリーム、カロリーおそろしい。

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自慢ではないけど、値段のわりには職場のガレットおいしいと思う・・・

ガレットは焼いて終わりなので、この模様や焼成で決まる、ごまかしが効かないお菓子なところが難しい・・・(ここで失敗だと売れないガレットができあがってしまうので・・)

それにしても、、このガレットの多さはこっちに来て初めて知ったのですが、びっくりものですね。

Bonne Année !

Je vous souhaite à tous une très bonne année 2010 !

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(12/)25日は休みだったけど、(1/)1日は仕事です・・・・

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