Le Refuge
監督:François Ozon
出演:Isabelle Carré, Louis-Ronan Choisy, Pierre Louis-Calixte
ムースとルイ。若く美しく裕福だった2人は、愛し合い共に生きていた。しかし、麻薬の過剰摂取により、ルイは突然この世から姿を消す。そして、恋人を失ったムースは知る、彼の子供を宿していることを。逃げるようにしてパリを離れ、ある一軒家に身を置くようになったムース。数カ月後、ルイの兄弟がムースのもとへやってくる……。
「実際の妊婦との映画作りをするのが夢だった」と語るフランソワ・オゾンの願いがかない、撮影時懐妊中だったイザベル・カレが妊婦役として主演。2009年サンセバスチャン映画祭審査員特別賞受賞(フランスニュースダイジェストより)
日本でも人気のフランソワ・オゾン監督の最新作です。映画の話自体とか終わり方とかよくよく考えると「えーっ!」な感じなのですが、それでもなかなか良かった映画でした。私好みというよりも、みている間とか見終わったときの印象が。女性の内面を描くのがうまい、とブログで書いていた方がいましたが・・・そうかもしれない。
本当に妊娠している時のその自分の様子が映画に残るってどんな感じなんだろう…
ムース役のイザベル・カレが映画の大半はほぼ素顔(これもなにかしらメイクがあったのだろうか・・・)だったのがある意味印象的だったのと、ルイの弟ポールPaul 役の人 Louis-Ronan Choisy が2枚目で、フランス映画でこういう正統派な人久しぶりに見たな・・・と思ったのですが、彼は俳優でもありミュージシャンなのかな・・・?この映画の音楽も担当していて、エンディング曲(小さい頃に聞いた曲・・・と映画の中でも何回か登場してきます)をイザベル・カレと歌っているのですが、それを作曲したのも彼ぽい。
ちなみにポールはゲイという設定。ムースがパリを離れて過ごした場所がバスク地方ぽくていいなあ、と思いました。
この映画のフランス語がけっこうわかって、まあ細かいところになるとそうでもないのだけど・・・そんなところにびっくりしました。この映画だからなのか(台詞が少ないとかイザベル・カレのしゃべり方が聞き取りやすかったとか)オゾンの作品だからか・・・今まで日本語字幕でオゾン作品は見てきたので実際のところはわかりません。
オゾン監督の次回作はドヌーヴ主演の大作っぽいです。
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