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2010年3月

The Good Heart

Mini_film5422 The Good Heart

監督:Dagur Kari
出演:Paul Dano, Brian Cox, Isild Le Besco

自殺に失敗したルーカスが病院で出会ったのは、5度目の心臓発作を起こしたジャック。先が長くないことを悟るジャックは、ルーカスを自身が経営するバーの後継者とすることに。ジャックのめちゃくちゃな経営理念を習得し、もうすぐ一人前という時に、ルーカスは女性と恋に落ち……。2007年サンダンス・NHK国際映画作家賞等数々の国際映画賞を受賞したダーグル・カウル監督最新作(フランスニュースダイジェストより)

けっこうニュースダイジェストの映画紹介のコーナーを日本語であらすじとかわかるので参考にするのですが、この映画はこの紹介のコーナーを読まなかったら見ていなかったのでしょうが・・見てよかった!と思ういい作品でした。

主役のルーカスを演じている役者さんの演技がいいな・・・と思っていたら、「リトル・ミス・サンシャイン」で主役のオリーヴ(アビゲイルちゃん)の兄ドウェーンを演じたポール・ダノという方でした。

Agneau Pascal

連休だった時(20・21・22)に、実はアルザスに行ってきました。よく行くねと言われますが…ひょんなことから知り合った日本人の方を訪ねてなのと、連休がいつ取れるかわからないので・・・

今回はパティシエの方々とがっつり話ができる機会があったり、久しぶりの方々に会うこともあって、いろいろ刺激を受けました。そしていろいろ考えることもあり。とにかく、ずいぶんとリフレッシュができて・・・必要ですね、こういう機会はと本当に実感しました。

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すっかり忘れていたのですが、もうすぐパック(復活祭)の季節なのでこちら地方限定ののパックのお菓子Agneau Pascal アニョーパスカルが店頭に並んでいました。ちょっと早いようで、どこのお店でも並んでいるわけではなかったのですが。聞いた話によると、ドイツの方でもアニョーが並んでいるとか。やはりドイツの影響のお菓子なのかな・・・?ちなみにこのお菓子を知らないフランス人もいました。

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ちょっとパサパサしたビスキュイなので、すごいおいしい!というものではないような気がしますが・・・でもこれがトラディショナル・伝統的なアニョーなのかな?これはこれでいいと思います。ただ左上のアニョーはカトルカールとかジェノワーズダマンドみたいなフワフワしっとり、アモンドが香るおいしい生地だったので、こういうのもありかな。たぶんしっかりめのビスキュイの方が子羊の形がきれいな出るのでは?

今回も結局アニョーの型は買わなかったのですが(もし引っ越しとかするときに荷物になる・・・と思って)、いつかは買いたい!と思います。

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SOUL KITCHEN

Mini_film5419 SOUL KITCHEN

ドイツ映画についてはあまりしらないのですが、以前見てけっこう衝撃をうけた「愛より強く」という映画の監督Fatih Akin ファティ・アキン の最新作+予告がおもしろそう・・・だったので見に行ってきました。

日本でもドイツ映画祭2009で上映されていて、映画祭のHPからよると・・・

ドイツ映画界をリードする存在であり、『愛より強く』などほとんどの監督作が日本でも一般公開されているファティ・アキンの期待の最新作。アキンが生まれ育った都市ハンブルクに捧げた<郷土映画>であるだけでなく、喜劇作品としても注目される。主人公はハンブルクの下町で不人気なレストランを営む男。新しいコックを雇うとすっかり客層が変わり、店は嘘のように繁盛する。だが男が経営を弟にまかせ、ガールフレンドのいる上海に向かおうとしたところ、店は知人に乗っ取られてしまう……。本年のベネチア映画祭コンペ部門で初上映されて審査員特別賞を受けた、リラックスして楽しめる快作。

途中で随分と睡魔が襲ってきたので、記憶にない部分もあるのですが・・・かなり楽しめる映画でした!日本でも上映されるんじゃないかな? けっこう映画の中の風景が日本、東京ぽかったし、食べ物が出てくるシーンとかいい感じだったし、音楽なんかもよかったので。

レストランのサービス役の子(女性)がいい。フランスだとこういう感じの子っていないような気がするのですが・・・日本だったらいそうかな。

変わったシェフ役の役者さんが「愛より強く」の主役の渋い人だそうで・・・全然きがつかなかった。

愛より強く スペシャル・エディション [DVD]

Achille et la tortue

Mini_film5405 Achille et la tortue /アキレスと亀

裕福な家庭に生まれながら、両親の死によってひとりぼっちになってしまった少年、真知寿(まちす)。以来、ずっと画家になるという夢だけを人生の指針として生きることに。彼の絵に対する純粋さに心引かれた幸子はやがて、真知寿の最大の理解者となり、妻となる。一方彼の作品は全く評価されることがなく、それどころか2人の創作活動は次第に街や警察をも巻き込むほどにエスカレートしてゆく……。

若き頃の夫婦を柳憂怜と麻生久美子が、その後をビートたけしと樋口可南子が演じる(フランスニュースダイジェストより)

北野武がフランスの文化勲章の最高章のコマンドールを授与されたとニュースになったころに、映画も公開が始まって、見てきました。

やっぱりこの人はすごい。

フランスではKITANOの評価は高いと思うのですが、お笑いの人でもあるんだよ・・って知っているのかな?と思っていたのですが、映画の中でも体を張ったお笑い的シーン(ある意味「芸術」に対する皮肉なシーンにも感じられた)もあって、普通に笑いが起きていたので、芸人としての彼の一面はそれはそれでありなのかな?

「BEAT TAKESHI KITANO GOSSE DE PEINTRE」という展覧会も開催されているので、終わる前に見に行きたいものです。

夫婦愛の話なんですね…樋口さんがある意味体を張っていて役者だな・・・と思いましたよ。

Invictus

Mini_film5320_2 Invictus/インビクタス 負けざる者たち

見よう見よう・・・と思っていたのですが、見に行けず・・・もう上映が終わってしまうかな?と思ったら近くのところではロングランで(パリではめずらしく10週目に突入)上映していて、それでも終わっちゃうかも・・・とやっと見てきました。

南アフリカでラクビーのワールドカップが開催された時の実話をもとにつくられた映画なのですね。

ラクビーの試合のシーンが臨場感があった。スポーツの大会で自分の国を応援していて、もう見てられない・・とか、周りとすごい一体感になったりとか、すごいよくわかる・・・と思いながら最後のクライマックスの決勝のシーンを見ていました。スポーツで国が一つになることができるのは本当にすごいな・・・と思うし、南アフリカの場合は白人と黒人の和解なわけで、しみじみスポーツってすばらしい!などと思いました。といっても、私はそこまで見ないのですけどね、スポーツ。

南アフリカといえばサッカーワールドカップがもうすぐですね。

日本語字幕でまた見よう。

夏時間

真央ちゃん、世界選手権優勝おめでとう! 得点が伸びなかったのは残念ですが(採点競技の難しさ・・・というか、審判おかしいんじゃないの?)・・・・ノーミスのすばらしい演技で、最後にいいプログラムをみせてもらいました。

ところで夏時間に変わりました。1時間以前よりも早くなったのですが、目覚ましをかけずにいつの間にか寝ていた今日の朝(というか早朝)は「まだ寝れる・・・いや1時間早く起きなきゃいけないんだ!」とちょっとあせりましたよ・・・

トリノ・世界選手権

気がつけばスケートでした。最近行って来たばかりのトリノの世界選手権です。

結果などはわかっていたのですが、寝ようかな・・・と思ったころにFrance3で放送が始まり、ほとんど寝ていたのだけど・・・最後の方は起きて見てしまいました。

キャンデロロと女性のけっこう辛口の人とあと、アナウンサーらしき男の人の・・よく見る3人が解説とかで、フランスのジュベールが調子よくて(オリンピックでは全然ふるわなかったので)ジュベールにとても期待している感じでした。

あたりまえだけどやっぱり自国の人は応援しちゃうんだな・・でも、高橋選手の演技は納得のいく素晴らしいもので、小塚君にはかなり辛口(ミスがたくさんあったのでしょうがないのですが・・・)だった女性の方も大絶賛で、まずアーティスティックなプログラムなのもいいし、オリンピックの時は失敗したクワド(4回転)に挑戦して成功したところもけっこう評価していました。キャンデロロも解説しながらほめてた感じ。なんというか、他国の選手なのにこんなにほめていいのかしら・・・と思ったぐらいですが、高橋選手の演技がそれだけすばらしかったということでしょうか。日本語解説の静かな解説で見たいです。

どうでもいいのですが・・・パトリック・チャンがかなり流暢なフランス語でインタヴューを受けていたのにちょっとびっくりしました。フランス語圏なのかな・・・それともカナダの人は英語圏でもフランス語もまあまあしゃべれるのか?

土曜日限定

連休でした。土曜日が休みなんて!半年ぶりなので・・・・土曜日の限定ケーキを買いに行ってみようと。

以前読んだオブニーの記事で気になっていた、フレッシュフルーツを使ったショコラのタブレットが土曜日だけ限定で発売されるというショコラティエ(ショコラの専門店)のJean-Charles Rochoux

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予約でけっこうなくなってしまう・・・なんて記事を読んだので、開店時間をめざして行ったのが良かったのか購入できました。中のフルーツは季節によって変わるそうで、今回はアナナス(パイナップル)

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中のフレッシュ感が不思議な感じ・・・ちなみにけっこういいお値段(9.60ユーロ)。写真ではよくわかりませんが、アナナスはくっついていて、裏返すとわかるのですが1枚のタブレットになっているのです。

日本でも有名のジャン・ポール・エヴァンへ土曜日に売られるモンブランを買いにも行ったのですが、そんなに買いたい感じではなく、そのかわりにショコラのミルフィーユとシュークリーム Choux  à l'ancienneを購入。こちらも土曜日限定とか。

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ミルフィーユはフィユテがちょっと焼き過ぎ・・・かな?と。シューはおいしかった。まあまあいいお値段(3.60ユーロ)ですが、また食べたい!こういうシューはパリではめずらしいですね。

いつもの道が

帰りの道がなんだか混んでいるな・・・と思っていたら、Bastille(バスティーユ、ベルばらのバスティーユです)へと続くいつも通る道でかなり大規模のデモ行進が(Manifestation)行われていました。

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こういうのを時々見るとフランスってすごい国だな・・・と思います。こういう組合がちゃんとあるところとか。

このマニフェスタシオンに参加している人々、関係なく両側の道を歩いている人々、この様子を見物している人々、カフェでお茶とかしている人々・・などいろいろな人々がいて、不思議な感じがしました。

そういえば、SNCFが今日(今日から?)グレーヴとかは何か関係があるのか。

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いつもは車が通るバスティーユのところも歩行者だけ。

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Precious

Mini_film5396 Precious/プレシャス

今年のアカデミー賞やマライアがノーメイクで出演しているとかで話題になった映画ですね。

ストーリーを読んだ限りでは、不幸な主人公のプレシャスがフリースクールに通って、ある先生や友達と出会って希望を見出して頑張って生きていく話かと思っていたら・・・それでもまた・・・という悲しい展開にせつなくなった映画でした。それでも、プレシャスの生きていこうとする姿勢はすごいな・・・と思います。

プレシャスの時々映画のシーンに出てくる希望の夢のシーンとかあるのですが、やっぱり現実がつらいと、いろいろ夢とかみちゃうんだろうな・・・と想像できるぶん、ある意味つらいシーンです。

母親役のモニークがアカデミー賞の助演女優賞を受賞したわけですが、本当にひどい母親でプレシャスが本当にかわいそうでした。この母親との関係、ついては親と子供の関係とかもちょっといろいろ考えたりも・・・

ミズ・レインみたいな先生はあこがれますね。

けっこうしんどい映画でしたが、映画の作り方自体はけっこう好きかも、という映画でした。

THELMA LOUISE ET CHANTAL 

Mini_film5400 THELMA LOUISE ET CHANTAL 

ジェーン・バーキン主演で2010年のフランス映画祭参加作品ですね。

女性3人のロードムービーという感じで、(たぶん)昔の恋人の結婚式に3人で車で一緒に行こうよ!というような話なのですが、フランス語があんまり聞き取れなかったので、関係性がいまいちわからず、しかも途中で意識がなかったりで、なんだかわけのわからないまま終わってしまった・・・残念。

50代でもフランス人の女性は元気だな・・・と。

La reine des pommes

Mini_film5378 La reine des pommes

なんとなく見に行ったら、わりと好きな感じの作品でした。最愛の男マチューに捨てられた絶望のどん底のアデル30代。家も仕事もなく遠い親戚のラシェルに面倒を見てもらうことになり、この失恋を忘れるためには新しい恋をすることだとアドバイスされ・・・けっこうドタバタなコメディで、主役の女優さんの体当たりの演技・・よくこんな役を引き受けたな・・・と感心していたら、この主役のValerie Donzelli ヴァレリー・ドンゼリが監督でたぶん脚本も担当しているという映画でした。

フランスでは最近監督業もする女優さんが出てきているようです。

作品の中では突然歌を歌いだしたり、独特なのですが、Emmanuel Mouret ぽいな~とかもちょっと思ったり。

ネタばれになってしまうけど、アデルに関わってくる4人の男性は同じ俳優の方が演じているということに最後まで気づきませんでした…

Euro Pain

   先週ですが、Euro Pain ユーロパン(国際的な製パン・製菓業界の見本市。2年に一度開催。今年は3月6日~10日。シャル・ド・ゴール空港近くのparc des expsitionsにて)に行ってきました。たぶん5,6年くらい前にわざわざストラスから行った記憶があるのですが、そのときよりも楽しかったような気もしますが、けっこう見本市に行くとある企業とかばかりで、で、だいたい興味があるところは同じなのでいつももらってくるパンフは似たようなものばかり・・・

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もっと試食とかたくさんあったらいいのに!と思っていました・・・全然なかったけど。ただ、グラス・ジェラートのあたりでは、いろいろ試食をくれるところもあって並びましたとも。

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今回やっと「LE JOURNAL DU PATISSIER」の定期後続を頼んできました。最先端なお菓子ばかりで実際に今の私には役立つかどうかはわかりませんが・・・毎月届けられるということで、いろいろうつつをぬかしている私のパティシエという職業に毎月なんだかいい刺激になってくれればいいというか。

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ショコラのフランス代表(たぶんマスターショコラ)のためのコンクールが行われていたらしく・・・

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また会場では、いろいろコンクールも行われていて、私が行った8日の日はLe Mondial des Arts Sucrésという男女混合のパティシエの大会の最終日で結果発表が行われ・・・日本チームが優勝していました!

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オクシタニアルのお二人だそうです。クラブハリエ・・たねやさんですね・・・

最近国際大会を目にする機会があるのですが、日本人の優勝者とかがインタヴューでフランス語か英語で答えられていたらかっこいいのにな・・・とちょっとだけ思ったりもします。まあ、難しいことですが。

Une éducation

Mini_film5385 Une éducation / 17歳の肖像

先週は映画週間と・・仕事の後、疲れていながらも頑張って映画を見に行っていました(何もがんばらなくても・・・)

主役のキャリー・マリガンCarey Mulligan がアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたと知って、がぜん見たくなった映画でした。

1961年のロンドン郊外。16歳のジェニーはオックスフォード大学を目指す優等生。ある日ジェニーの倍以上に年の離れた男性デイヴィッドと出会い、恋に落ちる。高校生の少女が大人の男性と恋をして、結果痛い目に会う・・・みたいな内容を知っていて見に行ったのですが、ストーリー的にはそんな感じなのですが、映画の中のテーマというか(これは私が感じたことですが)またちょっと違っていて、要はeducationであり、タイトル(ちなみに現在のタイトルはAn education)が意味していることもなんとなくくみ取れる内容で、私的には女性の教育とかフェミニズムとかボーヴォワールとかそんなことまで考えてしまいました。(日本語のタイトルは意味的に弱いんじゃないかな・・)あと、17歳という年齢って、大人なのか子供なのか。

リン・バーバーというジャーナリストの自叙伝を映画化したものらしいですね・・・映画のサイトからですとドライなウィットと葉に衣着せぬ人物評のインタビューアーとして英国では有名だとか。

ともかく映画は、キャリー・マリガンの魅力に尽きるというか。でも彼女現在24歳なんですね・・・映画見ている時は「若いのにうまいなこの子~」とか思っていました。オリヴィア・ウィリアムズ(スタッブス先生)、ロザムンド・パイク(ヘレン)といった女優陣が良かったな…

ストーリーも良かったのですが、音楽とかセット、衣装なんかも良かったです。1961年という時代設定も重要だとか。(サイトの作品情報を読むとそうかな・・・と思います)主人公がパリにあこがれていて、実際パリに旅行するシーンもあるのですが、こういう「憧れのパリ」的シーンはパリジャン・パリジェンヌはどういう思いを持って見ているのか知りたくなります。

Nine

Mini_film5394 Nine  監督:ロブ・マーシャル

フェデリコ・フェリーニによる自伝的映画『8 1/2』をミュージカル化し、トニー賞を受賞した同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品・・・というだけあって、映画も舞台のミュージカルを見ているようなシーンもあり、しかし、映画なのでイタリアで撮ったのかな…という屋外のシーンもあり。

ストーリーは・・・スランプに陥った映画監督と彼を取り巻く女性たち・・・の話で、公式サイト(日本語)を見ていただくとわかりやすいのですが、主人公グイドにダニエル・デイ=ルイス、女性たちにマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン、ステイシー・ファーガソン(ファーギー)、ケイト・ハドソン、と超豪華。豪華すぎて、ここの彼女たちの出番がそんなになくもったいない!という感じもしました。歌ったり踊ったりしていて、こんなこともできるんだ・・・とちょっと驚きのシーンもあります。ペネロペちゃんのセクシーな踊りとか、ニコール・キッドマンの歌とか。歌はちゃんと歌っているのかな・・・などと邪推なことも踊ったりもしましたが。個人的に衣装担当のリリアン役がジュディ・デンチだったのがちょっとびっくり。ダニエル・デイ=ルイスもカリスマのある映画監督な感じとちょっとだめ男な感じもあって好演でした。

ミュージカルぽいシーンの時の衣装がけっこうセクシー衣装で、映画だけどけっこうドキドキ、そしてやっぱり欧米人のスタイルって違うな・・・と思いました。骨格がちがうのか?肉付きとか付いている所は付いてバーンなのに、足とか細い!

ちょっと物足りないかな・・・という感じもした映画でしたが、それでも楽しめた映画で、またじっくり見たいな~と思います。

シカゴ [DVD]

Salon d'agriculture その3

農業とはあまり関係ないといえば関係ないのですが、フランス地方ごとの名物とかが集まった館があって、いわゆる物産展みたいな感じで、いろいろ食べ物とか名物をちゃんと食べれたりできる場所などもあって、フランスの地方なんかに興味があれば楽しいところもありました。フランスのこういう物産展みたいなのだと、基本ソシソン(サラミとか)、チーズ、ワイン、お菓子などが王道で、それ以外はあまりないというか・・・

このときおなかがすいていたので、とりあえずここで何か食べよう!と行ったのですが、一緒に行った子のすばらしいテクニックでいろいろ試食にありつけたのと、アリゴを半分ずつ食べたらおなかがいっぱいになってしまった・・・・

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実演販売はおいしそうである。イモとフロマージュなんだけどね・・・

それでもちょっと物足りなかったので、モリモリアイスも食べました。

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シャンティの下にはイチゴ(生)とキューイのソルべとピスタチオのグラス。おいしかった・・・この下のコーンが手焼きなのがいい。

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Salon d'agriculture その2

いやされる・・・・

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Salon d'agriculture その1

農業見本市Salon d'agricultureに行ってきました。農業大国のフランスならではのこの催しもの。去年行ってけっこう楽しかったので、今年も・・と思い、金曜日は23時まで開催で19時以降は半額で入れるということでこのときに行ってみました。

今回はあんまり時間がなくてあまり見回れなかったのですが(いくつかの大きなホールで行われているため)・・・。

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牛・ヒツジ・豚・とり・・・などがいて、たぶん他の館には馬・ロバ・犬・猫などもいるのだと思うのだけど、その数に圧倒されて、牛ってこんなにたくさんの種類がいるのか・・・とちょっと驚きです。さすがに乳製品の国でもあるな・・・

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夜だったのでそこまで人はいなかったのだけど、たぶんこれが昼間となると子供たち(バカンス中で学校休み)やおじいちゃんおばあちゃんなんかも増えたりして、もっとすごい人になるのだと思う。

Liberté

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監督:Tony Gatlif
出演:Marc Lavoine, Marie-Josée Croze, James Thiérrée

1943年、フランスにあるドイツ軍占領下の村。獣医で村長のテオドールは、両親が行方不明となってしまった9歳のクロードを引き取ることに。一方、小学校教員ランディはテオドールの力を借り、ロマの子供たちが教育を受けられるよう尽力する。しかし時はヴィシー政権による統制の時代。ロマへの強制的管理は強まり……。

「Exile(愛より強い旅)」(04)などの名匠トニー・ガトリフ監督がロマのホロコーストを描く。2009年モントリオール映画祭最優秀作品賞受賞(フランスニュースダイジェストより)

見ようかな・・・と思っていて、見に行けなかったらもう終わってしまうということで、あわてて見に行きました。見て良かった。けっして幸せな話ではないのですが、力強い作品でした。上のあらすじを読むとフランス人たちが主役なのですが、見た感じではジプシーの一家たちが主役というか。

ジプシーもナチスによって強制収容所に収容、殺害された・・・という歴史を恥ずかしいながらも知りませんでした。こういう戦争の時代(ドイツ軍占領下)だから、いいフランス人と悪い(という書き方をしてしまうとちょっと違うかもしれないのだけど)フランス人が映画の中でも描かれていて、フランス映画だけどちゃんとそういう風な描き方をしているのはえらいな・・と思います。

実は「La Rafle」という映画(こちらは占領下のユダヤ人の話みたいなのですが・・)がもうすぐ公開で、私はこの映画とLibertéがちょっとごっちゃになっていました。こっちの映画はジャン・レノとかメラニー・ローランが出演するので、評判良かったら日本でも公開されるのでは?と思っているのですが、Libertéも本当に良かったので日本で公開があるといいな・・・と思います。



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A SINGLE MAN

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恋人を失ってから喪失感を拭えず、生きる希望をなくしてしまった同性愛者の大学教授のとある(といっても重大な)1日の話なのですが、その大学教授演ずるコリン・ファースの演技が良かった。受賞は逃してしまいましたが、アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされていたし、ヴェネチアの映画祭では賞とっていたような。

たぶん、もっと字幕が読み込めたらもっとおもしろいというか、この話の哲学というか主張というか・・・そういうものがわかったのかもしれません。

監督は有名デザイナー(グッチのクリエイティブデザイナーだそうだ)のトム・フォードというだけあって(監督デビュー作)、スタイリッシュな作品でした。カットごとがまるで一枚の写真(モード雑誌にのるような)のよう。トム・フォード自身も同性愛者でで、この映画はクリストファー・イシャーウッドが1964年に発表した原作があるのですね。

日本で公開が決まったとか・・ちなみにパリでは普通に大手のところで見れました。

授賞式が見たい

アカデミー賞でしたね。授賞式見たかったけど(こちらでは深夜)、Canal+という有料の局で放送でやっぱり見れなかった・・・セザール賞は見れたのに。

ちなみに私の予想で当たったのは、助演男優賞のクリストフ・ヴァルツと長編アニメーションの「カールじいさんの空とぶ家」かな・・

ここのところ出かけることが多いので、映画がそんなに見れず・・・見たいものがたまっています。このアカデミー賞の発表でさらに見たいものも増え。しかも、パリはけっこう人気がないのは速攻で上演が終わってしまうので、今週はちょっとがんばって、少しの眠気はがんばって見に行きたい。

それにしても、また寒くなり・・・春はいつかしら~

Fantastic Mr.Fox

Fantastic Mr.Fox

ロアルド・ダールの「すばらしき父さん狐」を、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」のWes Andersonウェス・アンダーソン監督が、ストップモーション・アニメで映画化。意地悪で愚かな金持ちの農場主3人の裏をかいて、農場のニワトリやアヒルを失敬する頭のいい父さん狐と、その家族を描く。

人形を使った映画(ストップ・モーションアニメというの?)の手法がまず良くて、しかもオリジナルの声のキャストもいい。Mr.Foxにはジョージ・クルーニー、Mrs.Foxにはメルリ・ストリープという感じの。ジョージ・クルーニーのひょうひょうとした感じがすごい良かったな~。けっこう台詞が多くて、字幕を追うのが大変だったのだけど。

原作の本(子供向けのお話だそうだ)は読んでいないのでなんともいえませんが、けっこう人間を皮肉っている話のような気がしました。

このメイキングがおもしろい!

Fantastic Mr. Fox

Ensemble c'est trop 

Mini_film5369 息子夫婦の所に夫の浮気で転がり込んできた母親が原因で巻き起こるコメディー(なのかな・・・?)タイトルどうりに一緒はもう嫌!という展開。

息子夫婦が主役かと見る前は思っていたけど、主役は母親(というかおばあちゃん!)のナタリー・バイNathalie Bayeで、はじけっぷりがすごい。浮気の父親役にはピエール・アルディPierre Arditi。この父親が、浮気していて、しまいには子供もできてしまう!という展開は、フランスだったらありそう・・・というか、なんというか。

フランス映画で気軽にみれるもの・・・ということで、この映画を見たのだけど、まずまずおもしろかったかな?個人的には息子夫婦の奥さんClémentine役のAïssa Maïga (黒人の女優さん)がよかったです。

そういえばエリック・カントナも出演していて、おっ!フランス語しゃべっている(フランス人だからあたりまえだけど)という映画でもありました。

Arrêtez le Monde, je voudrais descendre

森の中のバラック小屋。ジプシー音楽に乗せ、鳥かごの中で人間と動物たちが織りなすファンタスティックな饗宴(きょうえん)。ヌーヴォー・シルク団テアトル・ドロメスコのフランスツアー・パリ公演(フランスニュースダイジェストより)

Théâtre Dromesko Arrêtez le Monde, je voudrais descendre

おもしろそう!見たい!と思って、この機会にしか見れないかも・・・と思って、前日にチケット予約して行きました。だいたいしたい!と思ってもなかなか実行に移せないのですが、今回はできたな・・・。そして、やっぱり行って良かったです。

夜だったので良くわからなかったけど、たぶん自分たちで小屋みたいなのをたてて(サーカスでいうところのテント)その中で上演。だから、こじんまりとした客席で自由席。サーカス(フランスのアーティスティックな)だと思っていたら、そんなにサーカスの技みたいなのはなくて、Teatreテアトルぽかったかな・・・本物の動物が出てきたり生演奏とか。ストーリーはいったいあるのか?このタイトルの関連性は?よくわかりませんでしたが、ひと時の不思議な空間はドキドキするものでした。

こういうオリジナリティの想像力には感服です。

La Dame aux camélias

久しぶりにパリ・オペラ座バレエ団の公演です。アレクサンドル・デュマ・フィスAlexandre Dumas Filsの小説の「La Dame aux camélias 椿姫」を原作に、ジョン・ノイマイヤーJohn Neumeierが振付をした作品。

3幕もので長かったけど・・・良かった!ストーリーのある作品なのだけど、クラシックとは違うし、モダン作品ともまた違う。こういう作品は今まで見たことなかったので感激・新鮮。悲恋ものなのだけど、ダンサーのダンス以外の表現力もすばらしいし、主役の二人の踊り(パ・ドゥ・ドゥ)もクラシック作品とは違うな・・・と思いつつも、ドラマチックな踊りで、遠い席だけどうっとり。バレエなので踊りが中心なのだけど、テアトル、という感じもしました。それにショパンの音楽・ピアノの曲も素敵でした。

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今まで触れることがなかった作品をを、しかもパリ・オペラ座バレエ団というレベルの高いバレエ団の上演で見ることができるのはパリにいながらしかできない機会だな・・・・思う今日この頃です。

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Valentines Day

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バレンタインデーに色めき立つロサンゼルスを舞台に、ハリウッドを代表する俳優たちが悲喜こもごものストーリーを繰り広げる恋愛群像劇

「プリティ・ウーマン」(!)ゲイリー・マーシャル監督

ジュリア・ロバーツが見たいとか、なんか気楽に見れるものがいいな~と選んだ映画ですが、ストーリー自体はわかりやすいのだけど、登場人物が多いのとか、やはり字幕がわかっていなかったりで・・・・なんというか、細かいところまではわかっていない映画だったかな・・・と。

バレンタインデーって、やっぱり重要な日なのかしら。

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