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2010年4月

L'Epine dans le cœur

Mini_film5474 L'Epine dans le cœur

Michel Gondry ミッシェル・ゴンドリーの最新作はドキュメンタリーで 元教師の彼のおばさん、シュゼットSuzette Gondry が教師として働いていた学校を訪れる・・・という内容です。

ミッシェル・ゴンドリーのドキュメンタリーとかなり興味があったのでがんばって見に行ったのですが・・・フランス語がけっこうわかりませんでした。

シュゼットおばさんが赴任していた学校というのがいわゆる学校・・というところもあれば、本当に昔となると、こんな所で?みたいな場所・建物だったりして最初は映画の趣旨がよくわからなかったです。実際のところ。

この予告はちょっと違うような気もしますが・・・

Mammuth

フランス映画が続きます。

Mini_film5467Mammuth

16歳の頃から休むことなくまじめに働き続けたセルジュ。60歳になり定年を迎えた彼はがく然とする。就労記録が足りず、年金を受け取れないというのだ。自慢のバイクにまたがり、書類を求め、彼はかつての職場をめぐる旅に出る……。

「Louise Michel」(08)のブノワ・デルピーヌ&ギュスターヴ・ケルヴェルヌ監督コンビがおくる、人生 を見つめ直すロード・ムービー。2010年ベルリン映画祭コンペ部門出品

主役のフランスを代表する役者ジェラール・デパルデューがとてもよかった。セルジュの妻役にヨランダ・モローで。彼女もしかり。なんかこういうフランス人のおじさんおばさんいるよな・・・という感じなんだけど、さすがというべきか。映画の中に出てくる人たちが、まあフランスにいると見かけるような行動をとるのだけど、それが映画の中になるとかなりおかしい。私も時々笑ってしまった・・・・

さてストーリーはいうとロードムービーで自分探しもしくは過去をみつめる・・・みたいな内容なのだけど、途中で眠気がやってきた私は・・・なんだかよくわからないまま終わってしまいました。フィルムの感じとか、撮り方とかかなり好感な作品でした。時間があればまた見に行くと思います。

クレジットの最後にA Guillaume と会ったのは、亡くなったジェラール・デパルデューの息子のギヨーム・デパルデューのことでしょうか。

スーパーのシーンとか電話のシーンとか笑った!イザベル・アジャーニーも出ています。

Agriculture

フランスでは農業や畜産などに従事する方たちの生活が苦しい・・・というニュースを時々耳にしていました。農業王国フランスなのに!それでそんな問題に対してのマニフェスタシオン(抗議のデモ活動ですかね)をパリで今日行うため、各地から農業に従事している人々がトラクターで集結するため、交通渋滞が予想されます・・・というニュースを昨日から聞いていました。

さてそのマニフェスタシオンですが、午前中に行われていたため(?)遭遇することはなくちょっと残念・・・ニュースを見たのですが、レピュブリックからバスティーユを通ってナシオンまでのコースで、普通の道路をトラクターが行進している・・・・見たかった。

日本もそうだと思うのですが・・・農家はやはり大変で、でも食糧自給率の問題などもあり、農業に従事する人々が減ってしまうのは大問題だと思うのです。所詮2次加工の私たちパティシエにとって、原材料はとても大切、生産者の方々あっての職業でもあるのでもっとこういう問題には敏感になったほうがいいのだろうな・・・とは思うのですが、こういうことがない限りはいつもはそんなことはどうでもいいスタンスになってしまうのが情けない・残念なことであります。

TF1とFrance2(と3)のサイトでこのニュースをみることができます。フランス語ですが・・・(そして期限付きかな・・・見れるのは?)

http://videos.tf1.fr/jt-20h/des-agriculteurs-en-colere-a-paris-5833565.html

http://info.france2.fr/france/les-agriculteurs-defilent-a-paris--62731666.html?onglet=videos

Les Aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec

フランス映画が続きます。

Mini_film5462 Les Aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec

リュック・ベッソン監督の新作

1912年のパリ。自然歴史博物館に保管されていた1億3600万年前の恐竜の卵の化石が孵化(ふか)し、パリの空を飛び回る。街中がパニックに陥る中、大胆不敵な若きジャーナリスト、アデルは自身の探し求める“復活の媚薬”と、この不可解な事件との関係を突き止め……。

ジャック・タルディの人気バンド・デシネ(BD)シリーズをリュック・ベッソンが実写映画化したファンタジー・アドベンチャー

このあらすじから想像していた話とはちょっと違ったのですが、女性版インディー・ジョーンズみたいなアデルが格好いいのです。ちょっとフランス語が聞き取りずらくて(アデル役のLouise Bourgoin のフランス語やちょっと昔の設定だからか?かしこまったかんじの台詞とか Vous avez・・・?をAvez vous・・・?というような)話についていけないところはあったのですが、まあ映画はわかりやすかったので大丈夫でしたが…

フランス人のエジプト好きを再確認した映画でもありました。あんまりフランス映画~って感じはしないかもしれませんが、パリの名所(1912年の設定なのであまり今と変わっていませんが、モンマルトルはまだ田舎)が出てきて楽しいです。

キャストにMathieu Amalricの名前もあって、あれマチュー・・・?と思っていたのですが、あの人物を演じていたのかな・・・

日本でも公開されるそうで、もう決まっているということにちょっとびっくりしました。

ここのところフランス映画ばかり

ちょっと前とか最近見たフランス映画

Mini_film5438 Les Invités de mon père

パリの移民支援のボランティア活動をしている父親が、その活動の一環をして移民の母子を家に住まわせることになるのだけど、その母親が若くしかも滞在を可能にさせるために偽装結婚Mariage blancもしていると知ってびっくりする子供たち。その父親というのが80歳代で子供たちも40~50歳代なのだけど、父親がその母親にかなり本気になってしまい、ちゃんとした結婚をしたいとか、遺産をその移民の母子に残したいとか言い出して・・・その移民の母親の目的はめいはくなので子供たちは気が気ではない。あらすじも知らないで見に行ったので、実は見ている時はちょっとわからない部分もけっこうあった映画だったのだけど・・・父親もいい年をして若い女性に夢中になってしまうのもどうかと思うがでもフランス人だし、子供たちの心配する気持ちもわかる(しかし結局はその母子を追い出してしまう)、移民の母親もかなり強くて偽装結婚の目的などは明らかだけど、実は子供のため・・?みたいな描き方もされていて、だれが悪いのか・・・というのはなんともいえず、でもリアルな、実際にありそうな話でした。

Mini_film5429 Tout ce qui brille

パリ郊外に住む仲良しの女子(エリィとリラ)の友情物語であり、パリのおしゃれな、ハイソな生活にあこがれる話・・・という感じで、このエリィとリラ(アラブ系なのかな・・・?)がまさにいまどきのフランスの女の子でファッションとかしゃべり方とかすぐに大声出して怒っちゃったりするところとか、リラの仕事中のかんじとか(笑)・・・こういう子っているいる・・・と思わせるキャラがうまいな・・・と思いました。

エリィ役のGéraldine Nakache はこの映画の監督でもあるそうです。

Drole de Vie という歌ががうまく使われていたな・・・

Mini_film5451 Ensemble, nous allons vivre une très, très grande histoire d'amour...

オーディション番組「ヌーベル・スター」出身の人気歌手ジュリアン・ドレが映画出演2作目となる本作で、ちょっと間の抜けた主人公ニコラを熱演する、おバカラブコメ・・という紹介のされ方をしていたのだけど、まさにそんな感じでわかりやすくて、たまにはこういう映画もいいです。ニコラとドロテのカップルなのだけど、そのドロテ役の Marina Hands がどこかで見たことがあるな・・・と思ったら、Mères et filles という映画の女優さんでした。

フランスの地方(というか田舎)とパリのギャップの描かれ方がなんかすごかったけど、実際そうなのかも。     

日々の楽しみって必要だと思う

ブログに書きたいこともいろいろあるのですが・・ここのところ仕事も忙しく、プライベートもいろいろあってなんだかんだと記事のネタがいろいろたまっています。

それにしても仕事が忙しいというか・・しんどく、ストレスでこのままどこかに行ってしまいたいな・・・とふと思ったりもすることもあって、それでも生活していくためにはがんばらなくては!と思うので、とりあえず日々の楽しみというか最近は部屋でダラダラと過ごしていて日本のドラマとか見たりしています。やっぱり日本語楽ですね。

ちなみに大河ドラマとか朝ドラマとか最近楽しいです。りょーまさんはふくやまさんの演技がちょっといけすかない・・・という意見もあるのですが、私はイケメンだからまあいいじゃないかとか影の主役やたろうとかたけちさんとか主人公以外のキャラもけっこういいのでそういうのも楽しみだし、この歴史上の人物をこの人が演じるのか!とか2部になってからいぞうとか、もう出ないのかな・・とおもっていたおさなさまとかまた出てきて楽しみだし、泣かせる回もあるしこの先が楽しみ!な展開の回もあるし・・・でなんだかんだと毎週楽しみです。と大河についてここまで書きましたが実はゲゲゲの朝ドラの方が実は最近楽しみかも・・・

日本の番組はたぶん違法のネットの動画たよりなので、もしかしたら見られない日が来るかもしれない・・のがちょっと心配なところです。それに私のこのパソコンが毎日こんなにフル活用でいつ調子が悪くなるかもしれないし…

最近は朝は少し寒いのですが、昼間はいい天気で半そでとかタンクトップとかもうそんな人も見かける今日この頃で、日も長くなってきているので、こんな引きこもり生活はもったいない!とも思うのですが。まあそれでも精力的に活動している時もあるのでそのことはおいおい書きます。

My Own Love Song

Mini_film5452 My Own Love Song

事故で車いすの生活を余儀なくされている元歌手のジェーン。数年ぶりに息子と会えることになった彼女は、恋人ジョーイの力を借り、アメリカ横断の旅に出ることに。長旅の中、さまざまな人と出会い、すばらしいラブソングが生まれ……。

「La môme (エディット・ピアフ-愛の讃歌-)」(07)のオリヴィエ・ダアン監督最新作は、レネー・セルウィガ-を主演に迎えておくる

予告を見たときに「だれだろう・・この女優・・・」と思ったら、レネー・セルウィガーでちょっとびっくりしました。まあきれいにしてはいるけど普通のおばさんって感じもあって。ロード・ムービーという感じでフォレスト・ウィッテカーもいい。

先週見た映画だったのだけど、観客のマナーが悪くてあまり映画に集中できなくて少し残念でした。それでも泣ける感動作でしたが。もうちょっとじっくり見たかったです。

米・仏共同作品で音楽がボブ・ディランが担当しているそうです。確かに音楽よかった!レネー・セルヴィガーが歌うシーンもあってその曲もいいな・・・と思いました。彼女が実際歌っているのでしょうか?

トゥゲザー・スルー・ライフ#初回生産限定盤##DVD付#

ライフ・イズ・ハード Life is Hard. という曲が映画の主題歌というか、最後でレネーが歌っている曲だと思います。

ボブ・ディラン・・・で調べていたら「アヒルと鴨のコインロッカー」がたどりつきました。

アルザスで食べたケーキ Rebert

この時はアルザスの南Mulhouseに午前中行き、午後は北のWissembourgへと、一日でアルザス横断していました。

Wissembourgへ行ったのはRebertという素敵なパティスリーに行くため。ここは以前ストラスにいた時に何度か行ったことがあって、とても好きなパティスリーでまた行きたいな・・・と思っていたのですが、アルザスに行ってもWissembourgまでなかなか行けなかったのです・・・

日曜日の午後でもお店はとても盛況で、奥のサロン・ド・テも午後のお茶を楽しむ人でいっぱいでちょっと待って中でお茶をしました。

Dscf3589 ミルフォイユ

Dscf3590 ルバーブの入ったシブースト。ルバーブというところがアルザスぽくて、ポイント高い。

Dscf3592 トルシュ

Dscf3591 ティラミスという名のケーキ。マスカルポーネ?かな。

Dscf3593 ちょっとご縁があって・・中をみせてもらって・・・ケーク類もおいしそうでした。

パックの時期でショコラなんかもたくさんあったのですがけっこう混みこみの店内だったということもあって、写真は撮れず残念。

毎回思うのですが、平日はランチもやっているそうなので、次回はその時間帯に行ってランチがしたいのです。(といってもそう簡単にはいけませんが)

アルザスで食べたケーキ Jacque

以前の記事から時間がたってしまったのですが・・・

ミュールーズMulhouseというアルザスの南、スイスにも近いこの街に日本でも知られているパティスリーJacqueジャックにも行きました。ここのお店には以前何度も訪れているのですが、知り合いもいるということで今回も。

ケーキ(一人用の小さいの)を食べたのですが・・・写真がないので・・・その時とったお店の写真を。

Dscf3582 Dscf3584 Dscf3585 日曜日だったのでアントルメもいっぱい。

Dscf3583 トルシュ(モンブラン)は確かこの時でこのシーズンは終わり・・って言っていたような。ちゃんと季節もので作っている所がいいと思う。

Alice au pays des merveilles

Mini_film5427 Alice au pays des merveilles

映画はまあまあ見ているのですが、ブログを書こうと思ったときにあんまりネットがつながらなかったりですこしまえのことなのですが、ティム・バートン×ジョニー・デップの映画「アリス・イン・ワンダーランド」を見てきました。話題のというか・・・悪評の3Dで今回鑑賞したのですが、聞いていた通り3Dメガネがとても邪魔でした。まずサイズが合わなくて、下にずれる。そして痛い。画面が見づらい・・・たしかに立体的になって楽しいのですが、メガネが邪魔であんまり映画に集中できませんでした。しかもめがねを取ってみたら、字幕が読みづらくて・・・結局はメガネをかけるしかなかったのです。

映画自体はまあまあおもしろかったのですが、普通に「不思議の国のアリス」の話だと思っていたら、その何年後みたいなストーリーなんですね。ちょっとあらすじ読んでから行けば良かったな・・・って思ったり。

ヘレナ・ボナム・カーターはけっこう好きなんです。

そして今年のカンヌ映画祭の審査委員長はティム・バートンですね!はたしてどんな映画祭になることやら・・・

お花見 Parc de Sceaux

今日はガルニエのオペラ座にチケットを買いに行ったのですが・・・いつもより早く行ったのにすでにすごい人でした。9時半から並んで4時間くらい待って14時ころやっと買えました。こんなに並んだのははじめてです。「ラ・バヤデール」というクラシックな演目なのですがいやあ・・・すごい人気。去年「バレエリュシュ」のチケットを買いに来た時もけっこう並んだのですがそれ以上でした。今回は一緒に並ぶ人がいたのでまだよかったです。お疲れさまでした。そして、1人4枚買えるということで、今まで1演目につき1公演しか見てなかったのですが、今回2公演ぶん購入してみました(しかし、すでにあまりいい席が残っていなかったので一つは7ユーロのかなり悪い席です)

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そしてその後、去年も行ったソー公園に花見に行きました。

今年は白い桜のゾーンです。

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たくさん食べて飲んで楽しかったのですが、なんだかんだと長居をしていまい・・・今日は他にしたいこともあったのですが結局はできませんでした。

そして休日なのに早朝から活動していたのもあって、帰って来た時はかなり疲れていて・・・眠気もあり、Arteで放送していた「もののけ姫」を見ようと思っていたのに寝てしまい最後の方しかみれませんでした。ちなみにこのブログはさっき起きてから書いています。

ところで最近Arteではジブリ映画特集をしていたので久しぶりに見ていたのですが、フランス語吹き替えだったせいかけっこう真剣に見ていたせいもあるのか、今までと違った見方になりました。なんというか自然の偉大さとか怖さ・・・みたいな。航空業界に大打撃を与えているあの噴火のことなどもあって、自然ってある意味恐ろしいものだな・・・と思いました。そんなの昔からわかっていることなのですが。

Oasis

Dscf3674土曜日の帰りがけにバスティーユのオペラ座の前を通りかかったら試供品のジュースを配っていたので、無料だ!とばかりに何本かもらいました。

この日は仕事がちょっと長引き、そして寄り道をしたりしていたので帰りがわりとおそくなったのですが、こういういいこともあるので、たまにはいいかな・・・・なんて思ったりもしています。

ところで、こちらは噴火の影響で飛行機が飛ばないという事態でけっこう深刻です。バカンスの時期も重なって、せっかく予約したのに旅行に行けない、旅行に行ったのに戻ってこれない・・・・といったニュースも見ますし、日本に行く予定だったのに行けなくなった(延期になった)という方々の話もちょっと聞いたりします。パリで見かける日本人らしき観光客の方々を見ると大丈夫なのだろうか・・・などと(勝手に)心配になってきます。

これでヨーロ ッパ経済打撃でまた失業者とか増えるんでしょうか・・・?

アルザスで食べたケーキ Naegel

3月にアルザスに行ったときに食べたケーキ。パティシエが集まるとやはりケーキが出てきます。

まずは Naegel ネゲル・ネジェル

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SHUTTER ISLAND

Mini_film5383 Shutter Island/シャッターアイランド

日本でも最近公開の映画、マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオのShutter Islandをやっと見た。ここちらでは2月頃に公開していて、見よう見ようと思いつつDVDでもいいかな・・・とも思ったりもして今頃になりました。

おもしろかったのだけど・・・やはりこういうドキドキするのは私はだめかも・・・・(映画館で見た方がいいのでしょう)そして、最後のオチというか終わり方があれ?というか、この解釈でいいのかな?(何分フランス語字幕でみているので・・)というものでちょっと消化不良です。

それにしても久しぶりにレオ様を見ました。

ブロカント・パリマラソン・パリ-ルーベ

今週末はお店の前の通りでブロカント(蚤の市)が開かれて、これは年に2回あるのだけど、たぶん天気もいいのもあってサンドイッチとかのサレ系のものがよく売れたりもしたので、やはり忙しかった。

そして今日の日曜日はパリマラソンが行われたらしく・・・実際には見ていないのだけど、パリマラソンがあるという表示(横断幕みたいの)をみたり、今朝は給水所らしきテントとか簡易トイレなどを見かけ、帰りがけには走り終わったランナーらしき人々もちらほら。どういうルートを走るのだろうか?

あと自転車レースのパリ-ルーベも今日で、きっとFrance2あたりでテレビ放送あるかな・・・と帰ってから(16時ちかく?)テレビをつけたらやっぱりやっていました。終盤でカンチェラーラ独走状態で、ボーネンはどうか?みたいな頃で、結局カンチェラーラがトップでゴールしたのだけど、ゴールシーンとかゴールした後の様子はちょっと感動的でした。まだゴール前の時にアナウンサーと解説の人が「彼は世界チャンピオンとオリンピックのタイトルを持っていて、そして(たぶん)このパリ-ルーベのタイトルだろ」みたいなことを話していてそれに付け加えて「En plus il est tres sympa!」(それに加えて彼はとてもいいやつなんだ!)・・・って話していたのがなんか印象的だったな・・・いい人なのか!

ボーネンは最近見るレースであんまりいいところなくて、ちょっと残念。そして彼のフランス語がちょっと訛っているのも残念・・・イケメンなのに(といってももしかしたらオランダ語圏の出身かもしれないし、ベルギー人のフランス語は訛っているとも聞くので、まあ普通か)あとこのレースはパヴェという石畳の道とか状態のよくない道を走るから、よくパンクとかのトラブルも出るレースなのですが、そのためこのレース用の自転車だとか、チームのメンテナンスとかがすぐに対応できるようにはしているらしいのですが、それに加えてトラブルにあった選手に使ってもらえるように替えのホイールを持って応援に来ている人もいる・・・という話を聞いたことがあったのですが、今回もやはりそんな方々をこの中継で見かけました。やっぱり本当なんだ・・・って。

それにしても久しぶりに自転車レース見たかも。他のレースのニュースとか記事は見たことあったのだけど・・・今年は有名どころの選手の名前を少しは知っているので、楽しめそうです。もっぱらテレビ中継とかネットの記事を読むくらいだけど・・・シーズン到来ですかね。

The Ghost Writer

Mini_film5395 The Ghost Writer

ロマン・ポランスキー監督の最新作です。スイスで拘束されてしまったポランスキー監督だし、ユアン・マクレガーが主演だし、見たいな・・・と思いつつ、2時間以上の作品なのでちょっと二の足を踏んでいたのですが、見に行ってみたら予想以上におもしろくあっという間でした。

ポランスキー監督うまいな~

ユアン演じるライター(作家なのか?彼に名前はなくGhostという表記しかない)が元英国首相のアダム・ラングの自伝のゴーストライターをすることになり、この首相が滞在するアメリカの島にあるヴィラに行くことになるのだが、実は前任のライターが謎の死(自殺といわれているが)をとげていたり、短い期間で自伝を仕上げなくてはならないのにアダム・ラングが首相時代にあるテロリストグループの犯人を逮捕・拷問にかけた疑惑が持ち上がったり…といったことが起こり、さらに前任のライターが追っていた謎(このことで彼は亡くなったかも・・?)が明るみになってきたり(ゴーストの追跡によって)・・・なんてことが映画の中で起こるのですが、けっこうドキドキしながら「どうなるんだろう~」と見ていました。音楽もかなりいい感じで相乗効果がありました。

ただ、語学的なことから意味がわからないことも多くて、最後の最後で??みたいな状態(なんとなくわかった)だったのが残念。

それにしてもユアン・マクレガー仕事よくするな・・・・

Manolete

19242769_jpgr_160_214b_1_cfd7e1f_jp Monolete

「マノレーテ」の名で知られたスペインの伝説的闘牛士マニエル・ロドリゲス・サンチェスが主人公の映画で、彼が女優ルーペ・シノと情熱的な恋に落ちて・・・(一方的マノレーテがルーペにメロメロになっちゃうような感じもしたのですが)というようなストーリーでした。

マノレーテにエイドリアン・ブロンディ、ヒロインルーペ役にはペネロペ・クルスという配役で、予告を見てこの二人の組み合わせがちょっと面白そうだったのですが、あらすじとかあんまり知らずに見に行って、最後の方でもしかしたらマノレーテは実際の人物なのかしら・・・?などと気がついたのであります。

エイドリアン・ブロンディは私的にはちょっとへたれなイメージがあったので、なんか闘牛士役が変な気がし、ペネロペちゃんはファム・ファタルな彼女ぽい役だな・・・と思いました。2008年の映画だからちょっと前の映画なんですね。「ボルヴェール」の後くらいだろうか…?

それにしても、今はどうかはわかりませんが有名闘牛士って本場ではスター的扱いなんだな・・ということにびっくりしました。そして私には「闘牛」ってだめだ、見られない、ものでもあります。格闘技とかショーとかそんな感じなのかもしれないけど。

Nenette

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日本でもわりと知られているフランスのドキュメンタリー監督のニコラ・フィリベールの新作Nenetteを見てきました。パリ5区の植物園Jardin des Plantesの中の動物園にいる雌のオラウータンネネットNenetteをひたすら撮った作品でした。1時間10分の作品だったのですが、仕事帰りに見たら…しっかりと睡魔がやってきてしまった・・・

NenetteのOvniの記事

しょうがないと気を取り直して、じゃあネネットを実際に見てみようと植物園に帰りがけに寄ってのですが、動物園Menagerieは有料でした・・・8ユーロ。

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しょうがないので、桜など花を見て帰りました。

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きれいですね。メリーゴーランドと。

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ニコラ・フィリベール作品ってわりと日本で見ているかも・・・あまりフランスに興味のない時代に「音のない世界で」とか。

音のない世界で [DVD] 動物、動物たち [DVD] クリストフ・シリーズ [DVD]

かつて、ノルマンディーで [DVD] 僕たちの舞台 [DVD] すべての些細な事柄 [DVD]

ニコラ・フィリベール レトロスペクティヴ DVD-BOX Etre et avoir ぼくの好きな先生 [DVD]

見たこともない作品もあるので、DVDほしいです。(しかしこの充実ぶりって)

ちなみに「僕たちの舞台」はストラスブールの演劇学校の生徒の映画だったような…ストラス自体はまったく出てこないのだけど。

Les Chèvres du Pentagone

Mini_film5415 Les Chèvres du Pentagone

妻の不倫が原因で戦地でスクープを取ることを選んだボブ。レストランで食事中リンという以前インタヴューで名前を聞いたことがある伝説の超能力者と出会い、彼はイラクに行くというリンと同行することになるのです。

そのイラクへの車での道すがら、アメリカ軍の中に存在したとされるサイキック・ソルジャー部隊New Earth Armyの全貌が明らかにされていくのですが・・・

ヴェトナム戦争の体験から武器を使わない軍隊(いわゆる超能力)を作ろうとしたらしいのですが、映画の中では訓練の様子とかかなりみな本気なんだけど、見ている側からするとギャグじゃないのか?と受け取られるような作り方を映画はしていて・・・ブラックコメディな映画だったのかな?

実際にこのサイキック・ソルジャー部隊は本当に実在する(していた)・・・というのも聞くのですが、本当なのでしょうか?

ジョージ・クルーニー演ずるリンはかなり部隊で優秀だったらしく、ユアン・マクレガー演ずるボブとの会話で「(自分は)ジェダイの騎士だ」とか言うシーンがあったりします。ユアンが映画「スターウォーズ」の中でオビワン・ケノビ(=ジェダイの騎士)を演じていいたことを知っていたものにとってはなんかおかしい・・・そもそもジェダイの騎士だって本気で言ってしまうこともおかしいのですが・・・しかし、スターウォーズを知らない人にとってはどうでもいいシーンかもしれませんね。

私的にはジョージ・クルーニーのギャクじゃないかというくらいのリンという人物のなりきりぶりがすごいな・・・と思いました。

原題はThe Men Who Stare at Goats だそうです。日本で公開あるといいな。

BASSILOUR

休みの日だったのですが・・・Lundi de Pacquesということで世の中祝日・・・昨日の例からいってどこも混んでいるんだろうな・・・とぐずぐずしていたら、昼過ぎまで寝てしまいました。

せっかくの休みの日なのにどうなんだろう…私。まあ、疲れているのでしょうがない。

Dscf3628 この前ストラスでお世話になった方がバスクのおみやげ(彼女はバスクに以前住んでいたので)でここの製粉所のサブレをくれました。中にザラメ(?粗い砂糖を使っているのかしら?)、シンプルながらおいしいのです。

またバスクに行きたくなってきた。

この時やその前の週は、私がアルザスに行ったり知り合いがパリに来たりで、少しの間ですが会って話をする機会があり・・・なかなか前向きな生き方の話を聞いていると…こちらもなんだかやる気をもらいました。とてもよい機会で、こういう時間って大切だな~と思います。

ところで、いつの間にか友人・知人のお子さんたちが小学校入学!なんて話を聞くと・・・時の早さを痛感します。

SIDDHARTA

パリオペラ座バレエ団の公演です。なかなか忙しい日々ですが・・月1(くらい)の楽しみです。

Angelin Preljocaj の新作でSiddharta釈迦の生涯をモチーフにした作品ということで・・・かなりコンテンポラリーな作品でした。やっぱりコンテの作品は難しく、ストーリーを楽しむというよりはダンサーの踊り・演出・衣装・音楽・・・などなどを楽しむ感じでしょうか。ちなみに休憩なしの1H40分の作品。

音楽はBruno Mantovaniという方に依頼した、これも新作ということで、女性の方が指揮をしていた・・ように思われます。Susanna Malkki という方でしょうか?

SIDDHARTA

Nicolas Le Riche

L'EVEIL Aurélie Dupont
LE ROI Wilfried Romoli
SUJATA Muriel Zusperreguy
YASODHARA Alice Renavand
ANANDA Stéphane Bullion

というキャストでしたが・・・Nicolas Le Richeの上半身の鍛えられ方に遠目ながらも感心です。今回はオペラバスティーユの公演で、いつものとおり、10ユーロとかの席なのですが、オペラバスティーユはどこからでも見やすいし、チケットを買った時も窓口のマダムがなかなかいい席じゃないの?といっていたとおり、10ユーロにしてはまあまあいい席じゃなかったかな・・・と思います。ただ、コンテンポラリー作品は近くの席で、ダンサーの踊りなんかもじっくり堪能したいな・・・などと思いました。

1回見た気限りではなかなかわからなかった作品だった・・・というところが正直な感想でしょうか?でもコンテ作品は以前よりは苦手ではありません。

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Éclair noisette

今日はさらに私の疲れもストレスもピークに達しへろへろになって仕事を終えたのですが、しかし第一日曜日だからどこかミュゼにでも・・・と思って寄ってみても、パックのバカンスだからかどこもすごい人で・・・並んでまでも入る気はしないので、じゃあ・・・お茶でもと思っても手持ちの小銭ではカフェぐらいしか飲めないし・・・といろいろ寄り道をしてみたものの、結局は甘いものでも買って帰ろうと。

たぶん一番近いパティスリーがSebastien Degardin氏のお店です

今回気がついたのですが、ここのケーキはちょっと大きめ?値段としては4ユーロ台。手持ちの関係からエクレールを買いました。ノワゼット(ヘーゼルナッツ)のエクレールなんてめずらしい~と。

Dscf3632_2 ここで以前ブシェット(ブッシュ・ド・ノエルの一人用)を買ったこともあって。

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ずいぶん前に友人と初めて訪れた時に、いろいろここのケーキを近くのカフェで食べたな・・・(その当時は遠くに住んでいてこのお店がずいぶん遠かった)

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La Muscadette
29 bd de Reuilly 75012 Paris
M8 Daumesnil
Tel : 01 43 07 77 59
営業時間 : 火曜-日曜日 8時-19時
定休日 : 月曜日

L'Arnacoeur

Mini_film5418L'Arnacoeur

別れさせ屋、アレックス。女を自分に夢中にさせるテクニックで、これまで数々のカップルを別れに導いてきた彼。カップルの女性が幸せじゃない場合にだけ仕事を受けることをポリシーにしてきたアレックスだが、なぜか今回のクライアントは1週間後に結婚を控えた幸せそうなカップルで……。

ロマン・デュリス、ヴァネッサ・パラディ共演のロマンチック・コメディー

予告を見た時は、ヴァネッサに気がつかなくて、ロマン・デュリスが彼っぽい役の映画だな~楽しみだな~と思っていたのですが、公開のころヴァネッサ主演の映画・・・みたいな感じで言われていてやはり久々に映画出演のヴァネッサの方が話題なのかな~なんて思っていました。けっこう人気なのか?一度見ようと思って行ったら満席で見れなかったことがあります。平日だったのに(夜だったけど)ストーリーはまあ・・・・でもけっこう笑えたし、モナコ(カンヌ?)周辺が舞台なのもいい。

ヴァネッサ・パラディが細くて!ロマン・デュリスも意外と細いし・・・今回のロマン君はかなり3枚目(2枚目なんだけど)の役どころで、「Paris」とかのシリアスな役とは大違いで、この人は各作品によって(キャラや外見的なところも含めて)違う人物となるのがすごいなといつも思います。

映画会社がユニヴァーサルとかフォーカスだったので、日本でも公開ありそうな気がします。

BUS PALLADIUM 

Mini_film5420 BUS PALLADIUM 

今年のフランス映画祭でも上映された作品。フランスでも同じころに上映でした。映画祭のHPからテキストを引用すると・・

ルカ、マニュ、フィリップ、ジャコブ、マリオの5人は、仲のいい幼なじみ。彼らが結成したロックグループ「ラスト」は、ますます人気を集め、レコード会社との契約も夢ではなくなった。だが、学業かプロのミュージシャンか、それぞれのメンバーの思いは揺れ動く。ローラというひとりの女の子の出現によって、仲間たちの微妙な人間関係のバランスは、ますます危ういものになってゆく

けっこうよくあるストーリーだ、という感想も聞くのですが、私たぶん細かいところがわかっていなかったかな・・・フランス語の聞き取り能力的に。それでも、フランスのパリの若い子たちって感じ!(少し前の年代の設定だけど)という映画でよかったです。

Le Bus Palladium が実際に存在するライブハウスみたいで、場所とかみると職場近くの方で、そういえばギターとかの楽器屋さんが多くある通りが近くにあるな・・・そのあたりなのかな・・・場所的には夜の歓楽街のPigalleの下あたり。映画でもPigalleのメトロが出てきたな。

Religieusse

religieuse/修道女、尼僧 ではなくこの場合シューを二段に重ねたお菓子です。

週末に差し掛かってきて疲れもたまってきて、なおかつ私のストレスもピークに達してきたので、今日は(仕事帰りに)何かケーキでも買って部屋でまったりしようと・・・(今週は映画週間だったのでわりと夜は出かけていました)

持ち帰りに便利なため、帰り道で家に近いほうのお店で買うとなると選択肢は限られていて・・・以前も登場したBlé Sucre

お手頃価格のルリジュース。Caramel beurre saléキャラメルブールサレのルリジュースということもあって。フォンダンがつやつやしていてすごいな・・・と思っていたら、キャラメルがけ(厳密にいうとキャラメルクレームみたいなので、サントノーレのキャラメルみたいなのとはまた違う)でした。中のクリームの味は微妙。

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ここ数日雨が降ったり、でもすぐ晴れたりの微妙な天気ですが・・・しかし以前よりも晴れ間が多くて冬のあのどんよりとした日々から考えれば、なんてすばらしいんだ・・・・!そして花も咲いてきて、春っていいな・・・と思う日々です。

夏時間になって日も伸びたわけですが、明るくても気がつくと20時ころだったりと、うっかり帰るのが遅くなったりします。

Dream

Mini_film5431 Dream/悲夢

深夜、別れた恋人を追い車を走らせるジンは、急発進してきた別の車と衝突してしまう。恋人を見失わぬよう、なおもハンドルを握るが、酔った男が突然現れ……朝目覚めたジンは、偶然耳にしたサイレンの音をたどり、昨晩見た夢と同じ事故が起きていたことを知る。現実の事故を起こしたのは夢遊病者のラン。今も別れた恋人を愛するジンとは逆に、別れた恋人を心から憎む女だった……。

韓国の鬼才キム・ギドク監督がオダギリ ジョーを主演に迎えおくる狂愛の物語

オダギリさんが韓国の映画に出るというのを聞いたことがあって、たぶんその映画が公開されるということで見にいってきたわけでありますが、韓国映画で舞台はたぶん韓国、出演者もハングルしゃべっているのにオダギリさんは日本語をしゃべっていて「あれ台詞日本語だ・・・」とちょっとびくっりしました。こんなのありなんですね?まあ、フランスではどちらも字幕がつくのですが、他の国の方々はそういうことに気がつくのでしょうか?

ストーリー的にはかなり強烈であんまり好きではないのですが、監督はすごいな・・というか、韓国映画はよく知らないのでキム・キドク監督についてはよく知らないのですが、いろいろ映画賞をとっている監督というのもわかる気がします。映画の中で(たぶん)韓国の文化とか伝統的なものが使われていたり、登場していたりで、そういったものが自然に現代ぽいものと混じって画面に映し出されているのはいいな・・・と思って見ていました。

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