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Hommage à Jerome Robbins 

最近の私の楽しみ・・・Ballet de l’Opera national de Paris パリ国立オペラ座バレエ団好演です。

今回はHommage à Jerome Robbins ジェローム・ロビンをたたえて と題する好演で、4つの作品からなります。ジェローム・ロビンは「ウエスト・サイド・ストーリ」などの振付が有名でしょうか?

今回の公演はとても楽しいものでした!

EN SOL

SOLISTE FEMME Dorothée Gilbert

SOLISTE HOMME Christophe Duquenne

モーリス・ラヴェルの「ピアノとオーケストラのためのト長調協奏曲」を使っていて、タイトルのEN SOLがト長調という意味なので(後から知りました)音楽からこのたいとるなのでしょうか?この音楽に合わせてとても元気のよいシーンとしっとりとしたシーンがあり、ソリストのペアは真っ白な衣装に対し、群舞のダンサーはカラフルな衣装で、二つの対比のある舞台でした。ソリストのドロテちゃんがかわいかったな・・・

この音楽は「のだめ~」(私のクラシックの知識はだいたいこのまんがからきています)でのだめが弾きたい!と言っていた曲だったので、私も知っていて、知っている曲だと見方も変わりますね。

Dscf3857

TRIADE

DANSEUSES Stéphanie Romberg/Muriel Zusperreguy

DANSEURS Audric Bezard/Marc Moreau 

他の作品はロビンスの振付ですが、この作品だけMillepiedミルピエの振付で、男女4人の作品で、こういう男女の関係の作品をうまく表現しているのはダンサーの力量なのか、はたまたフランス人だからなのか・・・などと思いました。

Dscf3864 トロンボーンが印象的な音楽でした。

IN THE NIGHT

1ER PAS DE DEUX Mélanie Hurel/Mathias Heymann

2EM PAS DE DEUX Eve Grinstajn/Christophe Duquenne

3EM PAS DE DEUX  Aurélie Dupont/Nicolas Le Riche

ショパンのノクターンに合わせて、ちょっとクラシックな衣装の3組のペアの踊りで、個人的にはこの作品が一番好みでした。

3つ目のペアがオレリー・デュポンとニコラ・ル・リッシュのペアだと知っていたからかも知れませんが、遠目にもこのペアがとても素敵でした。

違う日にはなんと、オペラ座を定年(40歳?)で退職したマニュエル・ルグリが客演で踊っていたとか!・・・見たかったです。

この音楽はピアノの演奏だけだったのですが、Ryoko Hisayamaさんという日本人の方だったみたいで、同じ日本人としてはうれしいかぎりです。

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THE CONCERT OU LES MALHEURS DE CHACUN

La PIANISTE Vessela Pelovska

UN HOMME Julien Meyzindi

DEUX DEMOISELLE Eléonore Guérineau/Charlotte Ranson

LA BALLERINE Eve Grinstajin

UNE FILLE EN COLERE Caroline Bance

LE FEMME Céline Talon

LE MARI Alexis Renaud

L'ETUDIANT TIMIDE Simon Valastro

LE CONTROLEUR Alexandre Carniato

UN HOMME Sébastien Bertaud

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この作品は本当に楽しいコメディな、とても笑える作品でした。オペラ座でこんなに笑えるなんて!ダンサーたちも思いっきり演技しているかんじでした。

この作品もショパンの曲が使われていて、ピアニストが舞台の上でピアノを弾くのですが、ピアニスト自体も作品に参加していて演技をしているのも新鮮でした。

作品自体も良かったのですが、後半の2作品に使われていたショパンの曲がよくて、このごろショパンの曲(特にピアノの)が気になっています。今年は記念の年でこの作曲家の名前を聞くので、この機会にちゃんと聞ければいいな・・・などと思ったりしています。

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