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2010年9月

Japon

日本に戻ってきました。一応3週間。ここのところ(3月くらいから)あんまり休めなかったので、ダラダラするつもりですが、いちおう規則的な生活は心がけたいと思います。それでもやっとのんびりできるのでうれしい!

さて、今回直行便でしたが日本までが遠かった。

することもなくぼんやりと映画見たりしました。

食堂かたつむり スタンダード・エディション [DVD] ちょっと甘く作られている感じがだめでしたが・・・乙女心をくすぐるセットや小道具はよかった。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 [DVD] 見逃していたので。思っていたよりおもしろかった!

あと、フランス映画でわりとヒットしていたのだけど、見逃していたL'amour c'est mieux à deux がわりとおもしろく・・・ただ、最後まで見ていないのだけど。

ヒロインのVirginie Efira がキュートです。声がけっこうハスキーでスタイルよくてショート髪型が似合っていた。

Des hommes et des dieux

Mini_film5661 Des hommes et des dieux

監督 : Xavier Beauvois
出演 : Lambert Wilson, Michael Lonsdale, Olivier Rabourdin

1990年代、アルジェリアの山中にある修道院。8人のフランス人キリスト教修道士たちは静かに穏やかに、イスラム教徒である村の人々と共生していた。しかし、アルジェリア国内ではイスラム原理主義の過激派グループによるテロが次々と起き、内戦状態へ。身の危険が迫る中、彼らはある決断をする……。

謎を残したまま終結となった1996年の実際の事件を映画化。2010年カンヌ映画祭グランプリ受賞

けっこういい評判を聞いていたのですが、なかなか見に行けなかったのですがやっと見ました。

宗教的な静謐なところやおだやかな(村の)暮らしのなかに突如として暴力が入ってくるのが見ていてとてもつらかったし、ありきたりだけど、テロとかはいやだな・・と思った。この映画で、修道士たちの静かな生活を丁寧に映し出していたのが、強い力の介入との対比になったのだろうな・・・

毎日に祈りと歌のシーンがうまくいかされていた、と思う。

出演者の演技もすばらしく!最後のほうの「白鳥の湖」の音楽とのともの食卓のシーンとかはやはり印象に残りました。

Yves Saint Laurent – Pierre Bergé, l'amour fou

Mini_film5689 Yves Saint Laurent – Pierre Bergé, l'amour fou

1958年、生涯のパートナーとなる2人は出会った。ファッション・ブランド、イヴ・サンローランの共同創設者でもあるピエール・ベルジェは、恋人イヴとの50年間の歴史を語り出す……。

2008年に他界したファッション・デザイナー、イヴ・サンローランとその恋人であり実業家のピエール・ベルジェの軌跡を追うドキュメンタリー

仕事帰りに見たためか・・・途中途中でウトウトしてしまったのが残念。

全編においてピエール・ベルジュがイヴ・サンローランのことを語る、というような構成です。知らなかったのですが・・・イヴ・サンローランってすごい美形なんですね。

Notre jour viendra

Mini_film5669 Notre jour viendra

監督 : Romain Gavras
主演 : Vincent Cassel, Olivier Barthelemy, Justine Lerooy

パトリックとレミ。どの民族にも国にも軍にも属さない2人は、世間やモラルに抗う……。

コスタ・ガヴラスの息子で、ミュージック・ビデオなどで高い評価を得る映像作家ロマン・ガヴラスが28歳で手掛けた長編デビュー作

フランス語がかなりしゃべり言葉でわからなかったところはけっこうあったのですが、かなり悪い(汚い)言葉出てくるな…というのはわかりました。

ストーリーはあってないようなのか?確かに映像的にすごいシーンもあったし、最後のシーンを撮りたくてのこの映画なのかな?とか思ったり。(すいませんわけわからない感想で・・・)

使われている音楽がどこかで聞いたことがある!と思ったら・・あれです。(浅田)まおちゃんの昨シーズンのフリーの曲でした・・・

Café de L’Industrie

ストラスブールで知り合った友人がフランスに1カ月ほど滞在(いいですね~)だそうで、やってきました。それで、今日会うことになり、一緒にお昼を。

Bastilleで待ち合わせだったので、私が唯一知っているお店のカフェ・ドゥ・ランデュストリーCafé de L’Industrieへ。ここはそんなに高くないのとか入りやすいのとかで何度か利用したことあります。カフェめしだけど、わりとオーソドックスなフレンチのメニュー(タルタルとかブダンとか)もあっていい。

サービスが女の子ばかりで、みんなかわいい。おしゃれパリジェンヌ。きめ細やかなサービスという感じではないけどサンパ。

お昼のメニューもあり、Formuleのセットも10.50ユーロとお得。

ちなみに今日は

Dscf4866 スープ

Dscf4868 Faux-Filet(サーロイン)の焼いたの。付け合わせはサラダとグラタン・ドフィノワ。Dscf4870 デセールはクレームカラメル。日本のプリンみたいでカラメルがごく甘だったけど、出来立てぽくて(あたたかかった!)おいしかった。こういう凝ってはいないけど、普通においしいもの、きちんと丁寧につくってあるデセールがいいと思います。

以上の3品。お得だと思います。

食後はBastilleとGare de Lyonの間にある、昔の線路(?)を利用した遊歩道へ。

Dscf4876

下はカフェとか工房(兼ショップギャラリー)とかアーティスティックなお店とかギャラリーとかで

Dscf4873 上はこういう遊歩道になっています。

気候が良くて読書したりおしゃべりしたりしている人もいたな・・・

Ces amours-là

Mini_film5676 Ces amours-là

監督 : Claude Lelouch
主演 : Audrey Dana, Laurent Couson, Raphaël

生涯を通じ、愛に生きた女イルヴァ。幼少時代、第二次世界大戦、そして戦後。1人の女と彼女を愛した5人の男による愛の交響曲……。

「男と女」(66)のクロード・ルルーシュ監督の新作は、約50年前に執筆した脚本を基に製作された壮大な愛の物語。映画への愛もつづられ、同監督のとのコンビで知られるフランシス・レイが音楽を担当

クロード・ルルーシュ監督の最新作・・・というよりは、歌手のRaphaëlが出演している!ということで気になって見てきた作品です。

けっこう途中まで、だれたというかちょっといまいちかな・・・と思ったりもしていたのですが、終わりになるにしたがって面白くなってきました。「映画」という感じの作品だったな・・・

個人的にはイルヴァと最後のほうで絡んでくる男性がよかったです。Laurent Cousonという作曲家の方みたいで・・・この作品の音楽もフランシス・レイとともに担当しているようです。

あとイルヴァの父親役にDominique Pinon(ジャン=ピエール・ジュネ監督作品常連の) で、ジュネ監督のコミカルな役しかしらないのでまじめな役がへんな感じでした。

Benda Bilili !

Mini_film5664 Benda Bilili !

2004年、戦争による混乱が続くコンゴの首都キンシャサの路上で、2人のフランス人映像作家はバンド「Benda Bilili!(内面を見よ!)」と出会う。車いすを使う4人と松葉杖を持つ1人を含む彼らは、手作りの楽器を使い、唯一無二の美しい音楽を奏でていた。いくつもの困難の後、2009年、Benda Bilili!はアルバムを発表し……。

現在世界的旋風を巻き起こしているBenda Bilili!を5年間追ったドキュメンタリー

よい映画でした。

こういう状況で前向きに生きているのが素晴らしく、音楽でこの生活から出たいという野心的なのもあるけど、楽しそうに演奏しているのとか、ああ本当にいいな~と思いました。

この映画日本でも受けるだろうな・・と思ったら今公開中みたいだし、それになんと「ベンダビリリ!」9月から10月にかけて来日公演だそうです。日比谷の野音とか全国各地で。ちょっと本気でライヴにいこうかと思った。(まさに私が日本にいる時期なので)

ハッシュ!

最近映画館で見る映画がいまいちです。

こんな時はDVD・・・というわけではありませんが、なんとなく昔買った日本映画のDVD(DVDが安売りしているところがあってそこで確か4ユーロくらい)「ハッシュ!」を見たら

おもしろかったです。

ストーリーは「子供がほしい独身女性とゲイのカップルが織りなすハートフル・ドラマ」だそうですが。

カンヌ出品作でもあるのですね・・・

主演の片岡礼子さんがブルーリボン賞とか主演女優賞とかとっているのですが、個人的にはゲイカップルの田辺誠一さんと高橋和也さんがよかったです。専門時代に好きな俳優で田辺さんをあげていたのですが…これはそのあとの映画で(でも、たぶん公開のころに見てもそんなにおもしろいとは思わないかもしれない)、今また気になる俳優さんと再浮上しそうです。あと、田辺さんもよかったのですが、高橋さんもよくて、ジャニーズなイメージがどうしてもあるのだけど、うまいな~と。主演の3人以外にもキャスト的にちょっとつぼでした。光石研さんとか・・・どこにでてるかはわからなかったけど、加瀬さんの名前もありました。

橋口監督作品他にも見たいです。気になっていたけど、見れなかった最新作「ぐるりのこと。」とか。日本に帰ったら邦画見る気満々です。

ハッシュ! [DVD]

Offenburg

さて2週間前のアルザス。月曜日はお隣ドイツ、電車で30分くらいのオッフェンブルグOffenburgに行きました。

ちなみにここで、クエッチのタルトを。こちらでもこういうタルトやお菓子を見かけて、フランスでいうところのクエッチと同じものだそうです。(ちなみにミラベルは使われないらしい・・・やはりロレーヌとかあのあたりだけのものなのかしら・・・)

Dscf4856_2

この街にあるルレ・デセールに入っているパティスリーで働いている日本人の方に会いました!

話を聞いていると、どこで働いても大変そうですね・・しかし、ドイツ菓子もいろいろ興味深そうでドイツで働くのもいいな~なんて一瞬だけ思いましたが、ドイツ語の果てしない壁が!これ以上言語増やすなんて無理です。フランス語だっていまだにままならないのに。

Dscf4857_2ドイツの白ビール。おいしかったです。雨降っていて寒かったのですが、この白ビールのことを聞いてすかさず注文しました。 

Ce que je veux de plus

Mini_film5624 Ce que je veux de plus

少し前にみた映画です。

どっちともパートーナーがいる二人が、最初はそのつもりはなかったのだけど、その二人の関係にずるずると深みにはまっていって・・・みたいなストーリーで、まあ、あるといえばあるような内容だけど、かなり二人の設定とか過程とか丁寧に描かれていて、よかった映画だったと思います。

こういうふうになっちゃうのわかるかも・・・みたいな。

そして、この関係がどうなるのか(どう終わるのか、どう映画が終わるのか)とても気になりつつ映画を見ていました。

何がきっかけで物事ってどう転ぶのかわからないものだな・・・とか、人の気持ちってやはり不思議なものだな・・・とか。

主役の女優さんのすごい!と思いました。

Le bruit des glaçons

Mini_film5641 Le bruit des glaçons

実は細かいところまではわからなかったので・・なんとも書きようがないのですが、かなりブラックだな・・・と思わせる作品。あらすじなどは私も他の人のブログを読んで、なるほど・・・と思ったので、他のサイトを参考にしてください。

設定とか展開とか(私的には)舞台(小劇場ぽい)を見ているのに近かったかも。

まわりが笑っていたりするので、ジョークとか(この作品の中に)あったのだろうけど、そういうのがわかるようになりたいな・・・と今回も思いました。

Ondine

ネット復活しました。家主のムッシュの話によると違う会社のもっと早いのに変えるらしいが・・・さてどうなるのか。

外でネットも気分転換になっていいのですが・・いかせん私のパソコンはノートタイプだけど、モバイルではないので充電が40分くらい分しかできないのです・・・・I podとか本気でほしくなりました。Wifiできるんだよね・・・

部屋でネットはできないのでちょこっとビデオみたり、しようと思っていたことに手をつけたりしたものの・・・いまいち進展せず。映画は思ったよりも見にいっていないのですが、それでも、仕事後に見た映画(上映館が限られていて、いちいち映画館に行くのがめんどうだったので、仕事帰りに寄ったら、見事、睡魔がやってきました)

Ondine

アイルランドの片田舎で漁業を営むシラキュースがその日釣り上げたのは1人の女性だった。オンディーヌと名乗るその美女と急速に恋に落ちるシラキュース。そして、彼女が現れてから不思議な出来事が次々と起き……。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」(94)のニール・ジョーダン監督とコリン・ファレルというアイルランド出身コンビがおくるファンタスティックなミステリー

ファンタジー・・・ではないけど、なんか遠い世界の物語のような感じがしたな・・

ところで

9月27日から3週間日本です、私。やっと2週間後・・・やっとバカンスで休める~(休めるのか?)もし地元以外の所に出向くことがあればみなさまよろしくお願いします!

パリだから?

昨日と今日は雨降りです。なんか秋ですかね・・ネットも相変わらずつながらず、外の様子をうかがいながらネットをしに来ました。

9月に入ってからアプランティ(見習い)の子たちがわらわらとやってきたのですが

学校は地方(たとえばブルターニュとか。実家なのかな?)でも仕事(アプランティ)先はパリ(アパートが郊外にあったりする)みたいな子がいたりして、これは最近アプランティとらないお店が増えてきている(使えないし、親とかもうるさいとかの理由)・・・ということの影響か?などと思ったりもしましたが、まあパリ(都会)だからか、かしら・・・

アプランティしたりするのも大変なんだな・・・と思ったりもしますが、それでも働き手の一員なのでがんばってくれ~というのが本心です。

Oncle Boonmee, celui qui se souvient de ses vies antérieures

今日も公園でネットです~。でもなかなかいい映画だったので。

Mini_film5653 Oncle Boonmee, celui qui se souvient de ses vies antérieures

ブンミおじさん

今年のカンヌ映画祭Palm d’or パルムドール作品です(いうならばこの映画祭の大賞作品)。

自分の死期をまじかに悟ったブンミおじさんのもとに、19年前になくなった妻や全身毛むくじゃらの(サルにしか見えない)ずいぶん前に失踪した息子がやってきます。

不思議なお話でした。不気味な感じと幻想的な感じと。死とか霊的なものがテーマだとホラーぽくなってしまうかもしれませんが、そんなことはなくて、もっと幻想的で不思議な感じでそして最後のほうの都市の風景が今まで見てきた風景とは違って、いい意味で裏切られて…

アピチャートポン・ウィーラセータクンというタイの監督だからこういう映画ができたのかな・・・アジアの監督だからこういう風景がとれたのだろうな・・・と。

すごいおもしろいわけではないので、おすすめはできませんが、それでもなんかよい映画でした。まあ、カンヌで賞をとるような作品といえばそうかも。

ちなみにOvniでも記事があります。

ネットが・・・・

ブログ更新!とか思っていたら部屋のネットがつながらなくなりました。

今は近くの公園の無料Wifi拾っています。パリはけっこういろんなところで、無料でWifi(無線RAN)できるところがあるので便利だな~と思います。

週末開けたらつながるようになるのかしら・・・と思っていたら、まだみたいで、もしかしたらグレーヴがあるらしいので、もしかしたらそのあたりの影響?とか勝手に思っています。

クエッチの写真!といつも思っているのですが、まだとれていません。

先週のアルザスで木になっているクエッチの写真をとりました。

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それでは。早くネットできるようになるといいな・・・

イチゴショートはサンド3段がおいしいと思う

ちょっとお久しぶりです。

またかとよくいわれますが、アルザス行ってきました。ストラス在住Yさんには、またお世話になりました。楽しかったです!

今回はObernaiのフードイベントに参加するためだったのですが、その記事は長くなりそうなので次の機会に。

ストラスに行った当日が、本当に誕生日当日だったというのもあって

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イチゴショートの誕生日ケーキ。(うわさの中華レストランで)

今年は思ってもいないほど、誕生日を祝ってもらいました。

自分的にはいい年をして、ある意味ふらふらしているな~という気持ちもあるので、歳をとっていくのは嫌なものなので、誕生日はかなりどうでもよかったのですが、いろいろ祝ってもらったり、一言「Bon anniversaire!」と言ってもらえるだけでも、それは他人が自分のことを思っている、考えている、認めているということがわかることでもあるので(祝福してもらう、ということもうれしいのですが)そういう他者の自分への認識度みたいなのがわかってうれしいな・・・というのもありました。

そして、そういうことがあると、自分も他人になにかしてあげよう!という自然な気持ちも持てるようになるので、いいことだと思います。

ここ何カ月かしんどかったのですが・・なんだかんだと文句を言いながらもなんとかやってきて、今日にいたる関係性とか信頼関係とか築いてこれたのかな?と思うと、がんばってよかったかな・・・と正直思ったりもして、この結果には自分でも正直びっくりしています。

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