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Norwegian Wood

ノルウェイの森

レディースデイだったので、さっそく見てきました。

村上作品はけっこう読んでいて、この作品も読んだことがあるのですが、こんな話だったけかな・・・と思ったりもしました。もちろん映画なので、小説で読んだエピソードが入っていたり入っていなかったり、やはり違う作品ですかね。

映画を見て感じたのは、性的な部分もそうですが「死」の部分。小説を読んだ時には直子の存在は(もちろん重要な人物ですが)そこまで強く感じなかったのだけど、この映画ではかなり直子の存在を実感しました。これは監督がそういう風に描いたのか、直子役の菊地凛子さんの力か。あと、60年代~70年代という時代を学生紛争とかファッション、セットから感じて、これがかなり印象深かったです。ワタナベ役の松山ケンイチさんのしゃべり方は彼独自のものなのか、それともワタナベという役だからか・・・がかなり気になりました。いろんな人がマツケンは村上春樹本人に見えて仕方がなかった、みたいなことが書いてありましたが、そうかもな・・・というより、なんというか、彼の小説の主人公=作者本人、みたいな感じがあります。

トラン・アン・ユン監督作品だから、フランスでももちろん公開するのでしょうね。(その前に村上作品だからというのもありますか・・・フランスで「トニー滝谷」見たな、そういえば)

今手元には「ノルウェイの森」の下巻もしくはフランス語版しかないのですが、また読みたいな・・というのと、新刊の「1Q84」をぜひとも読みたい。

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