DON QUICHOTTE/BALLET DU THÉÂTRE BOLCHOÏ
パリ・オペラ座でのバレエ公演は外部バレエ団の招待公演もあるのですが、今年はボリショイバレエ団の公演(「パリの炎」と「ドンキホーテ」)があり、公演日時もあんまりなくて大人気でチケットも即完売状態だったのですが(チケット発売時期はパリにいつ戻れるかわからなかったし、窓口販売の時は日本だったし)、大好きなドンキホーテは見たいな・・・と思って、仕事帰りから当日券販売に並んでみました。8ユーロの舞台左三分の一は見えない・・・状態の席でしたが、堪能しました!この興奮が収まらないうちに記事を!
スペインの小説の「ドンキホーテ」からの作品ですが、バレエだとキトリとバジルのカップルがメインになり、ドンキホーテ自体は狂言回し的な役。
主演はキトリにNATALIA OSIPOVA、バジルにIVAN VASILIEV
NATALIA はかわいい!細い!顔小さい!ジャンプは高いし、よくあんなに足が上がるものです。IVAN のジャンプは本当に高くて、彼のジャンプごとに観客たちは息を呑み、拍手喝采でした。ピルエットも全然軸がぶれないし・・・3幕のドンキのパ・ドゥ・ドゥなんて何回もみているはずなのに、このペアのパ・ドゥ・ドゥは本当にうっとりしました!そして、技術もさることながら、演技もよくて、1幕のコミカルの芝居とか、踊りの合間に入れてくる小芝居とか。
そしてソリストたちもレベル高く、キトリの友人の二人、踊り子、キューピッド、スペインの踊りとジプシーダンサー(背中をすごく反る踊りでよくあんなに反れるな・・・と感心しました)そして特に闘牛士役のANDOREI MERKURIEVがなんだかすごいフェロモンを出していて、こんなダンサー初めて見たとちょっと目が釘付けでした。
3枚目役もすごい楽しくて、コミカルな話の展開と踊るごとに拍手喝采のダンスで1幕はすごい楽しかったし、2幕はソリストたちの踊りと、ドンキホーテの夢のシーンのまったく違う場面(バレエ、という感じの)で見ごたえあり、3幕は主に主演二人の踊りを堪能しました。
見づらい席でしたが、8ユーロだし、それ以上に楽しみました。見に来てよかった。
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