Après mai
五月の後
東京国際映画祭出品作品みたいですが、こちらの作品解説によると
学生運動がフランス全土で社会現象へと発展したのが68年の5月革命である。本作は、5月革命に間に合わなかった、70年代前半に政治活動に傾倒した世代の物語であり、それはすなわちアサイヤス監督の世代である。かねてより70年代を背景とした『冷たい水』(94)の延長線上にある作品の構想を抱いていたアサイヤスは、『カルロス』(10)で時代の再現に手応えを感じ、本作を製作するに至る。自伝的作品ではあるが、アサイヤスの記憶や体験は様々なキャラクターに託されている(本作の主役は『冷たい水』と同じ、ジルとクリスティーヌという役名を与えられている)。政治の季節の記憶であるとともに、普遍的な青春映画であり、映画への愛に富み、極上の音楽と撮影を備えたアサイヤス芸術の最高峰である。なお、自伝的著書「5月の後の青春 アリス・ドゥボールへの手紙、1968年とその後」(boidより翻訳本発売中)について、「同じ人物が同じ時代について語っているという意味では呼応しあっているが、それぞれ別の物語である」と監督は語っており、同書も是非参照されたい。
私の好きなLola Crétonが出ていて、もっと学生運動!みたいな話かと思ったのですが、青春映画だった・・・でも、高校生くらいの若い時からいろいろ考えて、活動してというそのエネルギーみたいなのがすごいなあ・・と思いました。今の世代はもちろん、私の若いころもそんな感じじゃなかったな・・と。
どうでもいいのですが、五月革命というと、大学の時のフランス語の先生がパリに留学していた時で、もちろん大学は休講、することないから「大菩薩峠」を読んでいた、という話を思い出します。
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