Saudade
サウダーヂ
日本映画。2時間半以上の長い映画でしたが、楽しめました。
外国にいる外国人、彼らを肯定するもしくは否定する現地人・・・図式はパリも一緒。そして甲府の現状は地方都市には少し当てはまる現状で、自分の地元も似たような感じだな・・・と。
Ovniでこの映画について描かれていた記事。
富田克也『Saudade サウダーヂ』(2011)からはドシンと一撃を食らった。日本人の私が日本から受けたカルチャーショックといってもいい。私が知らなかった日本の現実。この映画で描かれる山梨県甲府市の今は、日本の、いや世界の経済先進国の地方都市に共通する現状なのではないか。空洞化、シャッター通り、格差社会、といった言葉の実際を目の当たりにする。バブル全盛期に移民労働者としてやって来たブラジル人、水商売で稼いだ金を国に仕送りするタイ人、そして日本人は...。土方で日銭を稼いでラップを歌う 日本人青年、TAKERU の軌跡は衝撃であり象徴だ。富田監督もまた先行するイメージに映画をはめ込むのではなく、自分の見聞や体験を丸ごと映画に投げ込み観客に投げ返す。
既成のぬるま湯の中でのお仕着せの感動はもういらない。日本のインディーズ映画界の胎動を聞こう。
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