Le Passé
前作「別離」が評判が高くて、フランスでも長いこと上映していた(それで私も見た)イランの映画監督アスガル・ファルハーディーAsghar Farhādīの新作。カンヌ映画祭のコンペティション参加作品で、カンヌで上映とともにフランスでも上映されていました。
パリ郊外が舞台のフランス語の作品。
4年間の別居生活の末、離婚の手続きのためにフランスにやってきたAhmad。彼はフランス人妻Marieと娘Lucieの関係がうまくいっていなことに気づき、関係改善を試みるのですが・・・そこで過去の秘密がだんだんとあらわれていって・・・
まず、子役も含め出演者の演技がうまく、設定とかが本当に今のフランス(というかパリ・パリ郊外)であるかも・・・というリアリティ。元夫婦、カップルのちょっとした諍い、親子関係・・・もあるある・・・と思いながら見ていました。特にMarieがよく怒ったり、男性も基本静かな感じなんだけど、言い争いをしていて突然かっとなってしまって声を荒げちゃうところなんか、こういう人いるよな・・・という感じ。そういう日常的な感じの映画にだんだんと過去の事実が明るみになってきて・・・というサスペンスぽい部分もあって(私の語学力的にたぶんすべては理解していないと思うのだけど)、2時間以上の長い映画だったけど見れた。もしかしたら好みは分かれるかもしれないけど、私はよかったな・・・
主演のBérénice Bejoがカンヌで女優賞を主演したのですが、彼女はたぶん予想していなかったぽくて、本当に驚いていたのが新鮮でした。私もその中継を見ていた午前中にこの映画を見に行っていたので、びっくり。
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